〈各々方々の呟きより…【東インド会社】〉

@levinassien 寺子屋ゼミだん。今日のお題は「インドネシア」。２億３千万の人口をかかえ、急速な経済成長を遂げているインドネシアですけれども、オランダの植民地からの独立過程で「一国・一民族・一言語」という「国民の物語」を意図的に採用しました。虚構とわかって採用したという点で日本とは違います。

@levinassien つまり国民国家としてはたいへん「若い」ということです。さて、国民国家はどのような政治制度に取って代わったのかというと、そこには二つの「敵」が見えてきます。ひとつは「帝国」です。これは誰でもわかりますね。でも、もうひとつ国民国家がそれと命がけで競合したものがありました。


@levinassien 東インド会社です。植民地を統治し、条約締結権を持ち、交戦権まで保持していたこの巨大な「国家内国家」をイギリス、オランダ、フランスは市民革命の過程で次々と国有化してゆきました。


@levinassien つまり、オランダ東インド会社の「私有物」だったことのあるインドネシアは「グローバル企業」というものの収奪の実体を歴史的経験として持っているということです。最古のグローバル企業による支配を経験を記憶している若い国民国家が現在のグローバル化にどう適応するか。興味深いテーマです。


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