堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

戯れに語る!

2010-07-22 02:47:26 | 日記
俺が昔読んだボクシング漫画のセリフを紹介しよう。

三十代半ばから四十代の人間で男ならば一度は読んだ漫画であろう。パンチでリングが裂け、ロープは切れ、人が野球場の外にブッ飛んでいくスーパーブローが炸裂するボクシング漫画であった。

『闘うさ。
         人間の生命(いのち)なんてものは つかう時につかわなきゃ意味がねえんだぜ。

人間どんなダセエ野郎でも一生のうち一度は出番の日がくる。

そのたった一度の日がわからねえようなマヌケはなん百年の生命があったとしてもムダってもんだな。

一回きりの人生長い短いは問題じゃねえ…

本物の男ってのは自分のそういう一度っきりの大切な一日を…

たった一度の今日という日を感じとれるヤツのことをいうんだ…


『小さい頃
つらいことや悲しいことが多すぎて世の中なんておもしろくないことばかりだと思ってた……

でもオレ…
ひとつ ひとつパンチをくりだすたびにつらさが きえ…
悲しみがきえていくような気がしていたんだ…

リングにまっているものが ほんとうに おもしろいものなのか今でも まだわからない……

でも……

でもオレは幸福なんだよ。

おもしろいこともない世の中で…

一度きりの人生で…
こんなに まぶしいばかりの一日をもてたということが…ね。

ありがとう。 』

宿命のライバル二人の試合直前のセリフだが、吉田松陰や高杉晋作の言葉の様である。

南無

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