堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

戯れに語る!

2010-07-12 18:53:30 | 日記
〈戯言〉

まだまだ冷たい雨が降る富良野。
         油断大敵、梅雨末期。                
蛙の大合唱も無い。
寒いのでじっとしているのだ。

風がごおごお鳴いている。

こんな雨の中、唯一人ひたすら遍路道を歩いた事もあった。

雨の日の遍路は、無我夢中の一歩だった。

風は暴れ紅いポンチョは、バサバサ靡き翻る羽ばたく、翼の如く。

一足飛びに雨風を凌ぐ地に着く事を望む!

金剛杖の音、地を踏む足音、地を打つ雨音のユニゾンばかりが俺の耳に響く!

時折、風は狙いすましたブラストビートの如く暴れ吹き抜け、トラックの車輪は、疾走する2バスと成り水しぶき上げ駆け抜ける。          こんな時、南無大師遍照金剛を唱え重ね合わせる。

決して忘れぬ交響曲が、心に録音された。

南無!

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