堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈各々方々の呟きより〉#原発 #脱原発 #反核 #非核

2013-02-23 16:06:25 | 日記
@UedaNoriyuki 2011年6月、原発事故から3ヶ月、多くのアーティスト達が来日中止する中、敢えて来日してリストを弾いたドイツ人ピアニスト、マルクス・グローの「日本の皆さまへのメッセージ」。読んで感動したので、連ツイでご紹介します。bit.ly/X2miRj


@UedaNoriyuki M・グロー1 この度の東日本大震災により、被災された皆様、そして日本の皆様に心よりお見舞い申し上げます。ご承知の通り、今回の大震災、そして殊に福島原子力発電所における事故の為に、多くの国際的な活動をしているアーティスト達が、日本での演奏をキャンセルしている現状があります。


@UedaNoriyuki M・グロー2 私自身もこちらへ来ることをためらっていました。妻とは多くの時間を費やして、今この時期に日本に行くべきかどうか、ほとんど終わりのない議論をしました。


@UedaNoriyuki M・グロー3私達には8歳と4歳の子供がおり、どの家庭でもそうだとは思いますが、妻は子供達や家族全体の健康、そして今後の生活について強い関心を持ち、又関与をしております。ですから今回の日本行きについては懸念を抱いておりました。


@UedaNoriyuki M・グロー3 しかしながらこの問題は、日本だけの問題ではなく、私達すべてに関わる問題なのです。私は1986年に起こったチェルノブイリ原発事故についてよく覚えています。私は当時16歳で、外に出てはいけないこと、幾つかの特定の食べ物を食べてはいけないこと等々を実際に体験し、学びました


@UedaNoriyuki M・グロー5 私が当時住んでいた地元の街から1000kmも離れた場所で起こったことなのにもかかわらず、です。その時まだ少年ではありましたが、「なぜ地球の隅々まで、この様な潜在的に危険な施設があるのだろうか。今すぐにでも無くしてしまおう」と思いました。


@UedaNoriyuki M・グロー6 しかし時がたち、人々はチェルノブイリの事を忘れてしまいました。 原子力の問題は地球的規模の問題です。我々が生を受けたこの地球は一つであり、世界は一つしかないこと、皆が共有しているものであることを教えてくれる問題でもあります。


@UedaNoriyuki M・グロー7 放射性同位元素、アイソトープと言われる原子(元素)―人工的に変更、修正された為に、元の状態に戻ろうとするエネルギーを持つ物質―これは福島原発からだけではなく、今まで行われた400回を超える原子爆弾の実験や、世界中の原子力施設の事故などからも既に放出されたもので、


@UedaNoriyuki M・グロー8 残念ながら、数千年、時には数百万年残り続けます。私達の子供や孫の代のことを話しているのではなく、少しずつ段階的に起こる生存への脅威、この地球の生物全ての絶滅への危機なのです。


@UedaNoriyuki M・グロー9 これから近い将来、未来に、原子力関係の事故が全く何もなかったとしても、原子力施設で使われる燃料棒の処理についての回答を出した人は誰もいません。数千年後に燃料棒を置いておくことのできる場所、施設、どの様に対応出来るのか、という事柄について、誰も保証は出来ていないのです


@UedaNoriyuki M・グロー10原子力発電所で使われた後の、例えばプルトニウムは、原子力再利用施設において、原子爆弾の為に抽出、転用され得ます。ですから、「原子力発電」と、「原子爆弾製造」というものは、いつの時代においても―今でも、今までも―結びついているのです。


@UedaNoriyuki M・グロー11 私は今まで、2度広島を訪れました。平和記念資料館を訪れた人は、全員考えが一致すると思うのですが、原子爆弾は、自然と人類に対する、最低最悪な兵器です。


@UedaNoriyuki M・グロー12 広島と長崎において沢山の人々を犠牲にしてしまったものと同じ原子力を使う、原子力発電というものは、残念ながら人類によってコントロール出来るものではありません。もしも平和の為だけに利用出来ればとても良いとは思いますが、それは無理なのです。


@UedaNoriyuki M・グロー13 簡単明確な証拠があります。国有以外の民間のどの保険会社も、原発事故に関しては、保険を掛ける事が出来ない、適用できない、そして保険金を払うことが出来ないのです。


@UedaNoriyuki M・グロー14 使うエネルギーを減らすこと、物を再利用すること、リサイクルすること―私達には既に身近な言葉です。しかし福島での事故の後、この言葉は全く次元の異なる更に強い意味を持つことになりました。  


@UedaNoriyuki M・グロー15 ヨーロッパではオーストリア、イタリア、ノルウェー、ギリシャなどの国々が、原発を持たないことを選択しました。殊にオーストリアは、憲法によってそのように定められ、水力で国で使う電力を充分に賄っており、一部は「グリーン・エネルギー」としてドイツへも輸出されています。

@UedaNoriyuki M・グロー16 ドイツには原発が多数ありますが、今回日本での事故を受けて、多くのドイツ人がそれらを利用することに反対しています。彼らは事故を恐れているだけではありません。


@UedaNoriyuki M・グロー17 (ドイツでは)抗議やデモなどの結果、多くの政治家たちも・・最も保守的な政治家たちですら・・数十年前のエネルギー需要を解決するのではないかと思われた原発の為に、人々の生命を犠牲にすることは得策ではないと認識するようになったのです。


@UedaNoriyuki M・グロー18 (芸術家として忘れてはならないことですが―天才ゲーテは既に、「ファウスト」の中で、「人類は科学的に世界を変更、修正しようとするが、失敗する」と予想していました。)


@UedaNoriyuki M・グロー19 私は今がもう一度エネルギー政策について熟考する重要な時と考えます。ドイツ人や日本人の為だけではなく、グローバルな意味での、最も効率的な、持続可能かつ永続的な形での解決方法を探さなくてはなりません。


@UedaNoriyuki M・グロー20 古い考え方や、少数の人々だけが経済的利益を得る形でない、全ての人々と、我々の愛する地球上すべての生き物たちに利益になる、良い形での解決方法を探し出すべきです。


@UedaNoriyuki M・グロー21 日本とドイツは共に、人材という意味でも、最先端の科学技術を持っていると言う意味でも、未来に向けた持続可能なエネルギー政策―太陽光発電、風力、水力発電等、クリーンで健康的なエネルギー―を促進していく、他の国々が「モデル」として目標にするような国になり得ます。


@UedaNoriyuki M・グロー22 是非これを実現し、より良い世界になるように、一緒に行動しましょう。 より良い世界を追い求める音楽家の一員として 2011年6月 東京にて マルクス・グロー ピアニスト bit.ly/X2miRj


@UedaNoriyuki 以上、ドイツ人ピアニスト、マルクス・グローが、2011年6月、原発事故3ヶ月後の日本に来日し、演奏したときのメッセージを連ツイでお送りしました。bit.ly/X2miRj

#原発 #脱原発 #反核 #非核

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