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 新山の記憶(百名山 二百名山 三百名山)パート2

 ブログを新しくしました。旧山の記憶も見れます。http://blog.goo.ne.jp/yukio-12

穂高涸沢と北尾根~北穂高~上高地 10月13日(木)

2016年11月07日 | 日記

上高地こなし平で朝を、出雲の妹尾さんと奥また白に登り、明神尾根をやってまた上高地に下りて以来となる。今日も天気は良くて、時間も充分にあるので上高地の散策としゃれる。上高地は、バス停からカッパ橋あたりしか知らないので、色々歩いて見たい場所もある。

 まずは、梓川沿いに大正池を目指す。朝日が明神を染めてきれいだった。

                      

                                      ウエストン碑 上高地には何度も来たがウエストン碑を見るのは始めて。

                                   

                         焼岳が噴火して出来たという大正池。昔写真で見た面影はない。

                     

      上高地見る人は、帝国ホテル前でバスを降り、ここから梓川沿いにカッパ橋まで歩く。紅葉にはまだ早いが、良い景色が続く。

                

 帝国ホテルでモーニング。1600円とられた。コーヒーに小さなパンが2個、それにジャムとバターだ。職員の感じがとても良かった。

                 

 涸沢の紅葉は終わっていたが、上高地はもうしばらく後になりそう。唐松が美しく染まることだろう。聞くところによると、冬期の積雪季にツアーで入る人が結構いるらしい。釜トンネルからここまで2時間くらいか? 

 年末に入ってみようと思う。

 この日、昼過ぎに車まで帰り、そのまま一気に帰松する。少し無謀だったか?

 


穂高涸沢と北尾根~北穂高~上高地 10月12日(水)

2016年11月05日 | 日記

 今日の計画は北穂。涸沢にテントを張ったまま北穂へ登り、頂上小屋泊。予約は入れていないが、シーズンもオフなので大丈夫らしい。北穂小屋は、日本で一番標高が高い。その分景色も良い。昨日登った北尾根をバックに見ながらカメラをぶら下げて登る。年配の登山者が多い。女性も目につく。

 涸沢から北穂に登るのは何十年ぶりだろう。若い頃、涸沢をベースにして屏風岩、前穂、滝谷等を登ったが今は懐かしい思い出となっている。あの頃の仲間は今どうしている事やら・・・。 

       今日も彼方に富士山が見えていた。ここから見る北尾根は、格好が良い。頂上あたりにⅠ峰とⅡ峰が重なって見える。

                        

    やっとこさで頂上へ。時間的にも余裕があったので奥穂まで縦走してやろうかと思ったけど止めにした。年寄りの無理はいけない。

                      

 頂上近くにテント場もあるが、テントを張っている者はいなかった。

                   小屋の裏側が滝谷だが、こんな所を良くも登ったものだ。あの頃は何とも思わなかったが・・・。

                       

  午後遅くガスがでる。所在のないまま夜を迎える。こうなると楽しみは夕食のみ。3000mにある山小屋なので贅沢は言えないが悪くはなかった。山の話でもしたいところだがなかなか馬が合いそうにないので早々に部屋に引き揚げる。

 翌日、天気は良さそう。

                         

                      これは、翌日の朝の写真。白馬岳やら黒部五郎やらが見渡せた。良い景色です。

                 

               もう少し派手な朝焼けを期待していたのだが・・・。凄みのある朝焼けとか夕焼けは台風などの前に見られます。

                     

 この日上高地まで下り、こなし平にテント。近くにお風呂もありゆっくりする。横尾からキャリアーに荷物を半分積み半分は背負って帰る。凄く楽だった。

                         

 

 


穂高涸沢と北尾根~北穂高~上高地 10月11日(火)

2016年11月04日 | 日記

10月11日 五・六のコルへ

 本来なら、紅葉真っ盛りの時期に登りたかった。今年は天気が安定せず「晴れたと思ったら降る」の繰り返しで、いつの間にか紅葉の時期は過ぎていた。それでもと思い出掛けた今回の涸沢。

 予想通り紅葉は終わり、もう晩秋の気配濃厚。涸沢のテント場から、カメラと水・行動食をザックに詰めて出発。北穂や奥穂に向かう人はいるが、北尾根のコルに向かう人はいない。しばらくは足場も悪いが、かすかな踏み跡らしきものを捜しさがしのぼる。10数年前の記憶をたどるが、忘却の彼方で何とも頼りない。確かあのときはもう少し残雪があったはずだ。今年はほんの少しだけで、その雪解け水が溜まりちょっとした池を作っていた。

                            素晴らしいガレだ。 残雪期のスキーには最高だが・・・。

             

 あえぎあえぎでやっとコルに着く。奥俣白の池が白く光り、遙か彼方に富士山が見える。この角度から梓川の流れを見るのもいい。徳沢や横尾も眼下に。北尾根5峰から頂上方向を見てビビる。よく一人で登ったものだ。

                                   梓川と徳沢園(右)

                       

                             五・六のコルから5峰方向。奥に吊尾根がみえる。

                       

 新しく気づいたことがある。コルには一張りほどだがテントが張れる。ここにテントを張って紅葉真っ盛りの涸沢を写したい。来年のことになるけど・・・。

                              全山が赤く染まる頃、ここに立ちたい。

                         

                          北穂や奥穂からの眺めも良いが、ここも負けずにいい。

              

                         北尾根の末端は、屏風の頭。奥は、蝶から常念の山脈。

              

                               涸沢を眼下に。私のテントも見える。

              

 明日は、北穂だ。

 


穂高涸沢と北尾根~北穂高~上高地 10月10日(月)より14日(金)

2016年11月01日 | 日記

  10月10日    上高地から横尾まで、楽をしようと考えました。 

荷物を担いではきついので、旅行用のキャリアーを使う事を思いつき早速実行。写真のキャリアーにザックを載せて引っ張って歩こうというものです。横尾までは、道は良いから行けるだろうと考えてのこと。事前に、大山の横手道で実験をしました。平坦でデコボコが無ければ大いにグーですが、石ころ道になると右に左に揺れて、その内横転する。また元に戻して引っ張るがすぐに横倒しとなる。荷物が重たいと元へかえすのに時間がかかる。

             

       荷台は少し狭いが・・・                     折りたたんだ状態

 問題は、上高地から横尾までの道の状態次第です。明神までは汗もかかずに歩けた。しかし、ここから徳沢まではアップダウンもあり、デコボコ道が出てきて、思うように進まない。普通に担いだ方が20分位早く着いたと思う。ここで止めようかと思ったが、せっかくのことだからと横尾まで頑張る。時間はだいぶん掛かったがあまり疲れはない。キャリアーを橋の下あたりに隠して、いよいよここからザックを担ぐ。今回の荷物は、20㎏はなかったと思う。横尾本谷の橋まで約1時間、ここから登りになる。軽そうな荷物のおじいちゃん、おばあちゃん達の後からゆっくり歩く。この人達は山小屋泊まりらしい。同じ年寄りでも、こちらはテント泊だから荷は重いけど途中で追い越す。

 涸沢に着く頃、幾分くたびれてはいたがすぐにテントを張る。売店が近い場所に。

                                 

 テント場が決まれば後は特に何もない。時間があるので五・六のコルへの下見に。

                       中央やや右手のコルがそれ。中央左に六峰。

                        

 五・六のコルへは久しぶり。北尾根の登攀以来だ。北尾根登攀は二度挑戦した。最初は、末端から登り条件が悪かったので五・六のコルまでであきらめ奥又白の池にテントを張った。翌年、早朝に徳沢園を出て涸沢経由で五・六に着き、ここからスタートして前穂高岳頂上に達し、岳沢まで下った。今から10数年まえのこと。五十代後半だったはず。あの時は、五・六コルをタートするのが自信が無くしばらくためらった。その内、胃が痛くなってきたのを覚えている。まだ勤めていたので、色々よけいなことが頭に浮かんできたからだろう。それに、この時も単独だった。思い切ってスタートしたら、以外と簡単に終了したが、岳沢まで下るまでがくたびれてきつかった。

    沢からコルまでのしばらくは目印があまりない。コルの上部が見えだすとトレースも現れる。

                  

 この日は途中までで引き返す。

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