伯耆大山の支峰では、代表格ともいえる烏ヶ山(1448m)。ひさしぶりに鏡ヶ成方面から登る。2年前には、鍵掛け峠の下、健康の森から登っているので今回はこちら側から登る。
鏡ヶ成カラの登山口は二カ所有るが、キャンプ場前からは途中危険な箇所があるとの標示があった。下の写真は、新小屋峠からのもの。ここからでも良いが、駐車場が狭いので下手をすればかなり離れた場所(キャンプ場)に車を置くことになる。
登山口には、何故かクマ注意の看板がある。
一時、大山にクマが出るとの噂が立ったことがある。それで、あちこちに看板を立てていたが、いつしか撤去されている。ただ、ここだけは撤去されずに残っているのは、行政の怠慢なのか?元々、いるはずのないクマの噂くらいで騒ぐこと自体がおかしい。近年では、利尻島の件もある。利尻島でも一時騒がれたが、今はいないことになっている。泳いできて、また泳いで帰ったそうですが、本当かいな? だいぶいい加減な気がする。
(クマの話はおいて) 烏ヶ山も地震の影響やら自然の力でだいぶ変わった。八合目あたりまでは、以前と変わりないが、頂上近くの崖が崩れていたのには驚かされた。
ただ、今は迂回路が出来ているから問題は無いが、この辺りはこれからも変化していくだろう。
この辺りが要注意。迂回路を確認すること。
手前のピーク から見る烏ヶ山
頂上直下も昔と変わった。以前は、一枚岩にある割れ目(岩溝)を登ったが、今はその左手に楽な登路が出来ている。
頂上は以前と変わらない
大岩の下に、テントが張れる。
かって、年末にここにテントを張ったものです。雪の登りがきつかった。元日の写真を撮りたかったが、天気の関係でうまくいかなかったので、また挑戦しようと思っている。
秋の気配濃厚
ナナカマドも色づき始めた
ダイモンジソウがひっそりと咲く
新小屋峠から登って来た人。ここで二つの道がぶつかる。
上の写真に大きな岩が見えます。以前は、この岩の右手の崖側を登った。今は崩壊して登れない。岩の左手をまくように道が整備されている。
新小屋峠への下山途中、変なものを見つけました。木がロープを飲み込んでいる。多分、ここから地獄谷へ下りるためにロープをセットして、長い間そのままにされたのだと思う。近くにも別のロープが張ってあった。
かなり以前、この辺りから地獄谷へ下りるため、誰かがロープをセットしているとの話を聞いたことがある。
帰りの鍵掛峠より。秋晴れの空に南壁が美しい。何度見ても良い景色です。
アルプスもそろそろ紅葉の時期を迎えるだろう。