今日27日は、午前中岩木山のふもと百沢スキー場周辺でカタクリの花の写真を撮りブラブラする。その後、八甲田山へ移動。途中、弘前城を通ったが桜はもう葉が出始めていた。たった2日しか経っていなのに季節のうつろいは確実だ。
2年ぶりの八甲田山となる。かって、出雲のテレマーカーの鈴木さん、妹尾さん、植田さんなどと訪れた所でもあり懐かしい。岩木山から八甲田山までそう時間は掛からない。ロープウエイのある駐車場に車を止めてここで車中泊。翌朝、徐々に車も増えてスキーヤーの姿が・・・。
ロープウエイの終点。晴天の中、まわりの山々は春の雪解けにザラメの雪面は最高の春山スキーとなりそうだ。皆さん、それぞれに散っていきます。特に、素人は準備は早い。ガイド付きの一団は、どっしりと構えていてすぐには動かないようです。自分は、一人なので不安なこともあり動き始めるのは早かった。
これは、あまり良いことではない。地理に詳しいガイド付きの一団の後からゆっくりついていけばよかった。
写真右手が八甲田大岳でその左が井戸岳。目指すは井戸岳でここからスキーは始まる。
この写真は、井戸岳から箒場岱等への滑るポイント。自分はあまり速く歩きすぎて行きすぎてしまいました。途中で気がついて引き返したら後からスキーヤーの皆さんが続々集まりサッサとスタート。
この写真は、翌日高田大岳から撮ったもの。左手前が小岳、次が大岳、中央あたりが井戸岳。箒場岱へ滑り込むポイントは、中央やや右手。スタート間際が一番快適で迫力もあるが間もなくどうでも良いような斜面となるのは、何処の山も同じような気がします。その点、伯耆大山などは他の山々に比べ少しも遜色はない。むしろ大山のほうが滑る距離は短いが迫力もあっておもしろい様な気もする。
この日は、井戸岳から箒場岱まで滑りシャトルバスを待ってロープウエイ駐車場まで帰る。シャトルバスはシーズンだけのものだがこれがあるから客も多い。岩木山ももう一度シャトルバスを復活すればいい。
翌29日、酸ヶ湯の一般駐車場から仙人岱~小岳~高田大岳~谷地温泉~酸ヶ湯駐車場のコースを取る。スタートしてしばらくは樹林帯を行くが、その後写真にあるように沢筋を行く。この沢を詰めた所が仙人岱。仙人岱はだだっ広い感じで視界のない時など素人は迷う可能性があるかも・・・?
仙人岱避難小屋。夕べ泊まったスキーヤーが出発の準備をしていた。小屋の中には薪があって温かかったそうです。右の写真が小岳で、この頂上から高田大岳への登り口まで滑る込めばいい。山スキーは、歩くことが肝心です。きつい歩きではあるがこれが良い。ロープウエイ利用の滑りとはひと味もふた味も違う。この点は、山登りを志す者にしか分からないかも知れない。
小岳頂上までは、ほぼ順調に登り、高田大岳へ向かって滑り込む。そして、ここからまた登り返し、頂上に達する。情報では、頂上から谷地温泉へ雪はしっかりついているということだったが、頂上はハイマツなどに被われて滑り込むポイントが分からない。ズルズル夏道をたどったのがいけなかった。どんどん下りとなり何のために苦労して高度を稼いだのか意味がない。 正解は、頂上あたりでハイマツ帯に分け入ることでした。
だいぶ下ってからやっと雪が出てきた。眼下遙かに谷地温泉あたりが見えた。ここから滑り込むのは仕方がない。それでも、雄大な滑りが出来た。谷地温泉でバスを待とうと思っていたが、親切なスキーヤーが車に乗せてくれて酸ヶ湯まで。
これで春の八甲田もおわった。天気も下り坂なので月山へ移動する事にしたが、途中、中尊寺と早池峰による。
続く