新山の記憶(百名山 二百名山 三百名山)パート2

 ブログを新しくしました。旧山の記憶も見れます。http://blog.goo.ne.jp/yukio-12

雪の大山 山スキー 3月28日(火) 

2017年03月28日 | 日記

 久しぶりに夏道から登る。天気は良くないがその内穏やかになるだろうと期待していた。途中、四国から来たと言うスキーヤーと話すが彼も同じ意見だった。しかし、感じとしてはあまり良くない。頂上は吹雪いているような予感がしていた。

 いつものことだが、歩き始めは呼吸が整わないせいかすぐに息が上がる。とにかくゆっくり登る。6合目の避難小屋を横目に登り続けるが益々視界は無くなる。7号の上あたりで誰も引き返したらしくトレースは無くなった。風もあり、頂上まで登るのをあきらめる。板を着けてゆっくり安全第一で来た道を滑り下る。ホワイトアウトの状態で周囲は見えないから慎重にならざるを得ない。

 6号の上あたりで、雪庇を踏み抜いて騒いでいる男性がいた。周囲が見えないからさぞ慌てたことだろう。そこは危険な場所ではなかったのだが・・・。

 6号の避難小屋前から元谷方向に滑り込むが、とにかく何も見えない。時折現れる木々をたよりに安全第一で進む。大体の感じで滑るのだけれど今いる位置の確認が出来ない。雪崩れの心配もあった。下界では雨でも、大山は雪。7合目あたりで20~30㎝位あっただろうか。吹きだまりなどでは更に深い。

 何とか元谷まで滑り降りる。やっと見覚えのある地点に到着。だいぶさまよって山下ケルンのまえまで来ていた。

                                ひっそりと元谷小屋が・・・。

          

                           相変わらず視界は無い 元谷堰堤あたりで。

         

  今日は、だいぶ期待していたのだが天気には勝てない。しかし、雪はたっぷりあることが分かった。もう一度良い日に挑戦だ。


 大山横手口沢と桝水A沢(新ズリ) 登攀とスキー

2017年03月02日 | 日記

 2月26日(日) 横手口沢滑降

横手口沢へは、桝水の駐車場からシールを着けて歩く。沢への入り口まで時間は掛かるが、トレースもありゆっくり歩く。桝水から奥大山へと続く道路は雪のため閉鎖されているが、スノーシュウや輪カン、シールをつけて歩くには問題は無い。

  横手口沢への入り口は、横手道が環状道路とぶつかるあたりにある。沢に入ってしばらく登ると、数名の登山者の姿が。休憩しているのかと思ったが、どうも雪山の訓練らしい。彼らを横に見ながらなおも登るが、シールを着けて進むには時間ばかり掛かる。意を決してツボ足で登る事にした。今日は、この方が速いし楽なように感じた。しかし、なかなか進まない。後を振り返って見たら、誰か登ってくるようだ。追いつかれるかもしれないなと思いながらとにかく頑張って登る。

 間もなく、一の沢との境らしき地点まで登る。もう1時間も頑張れば頂上に着きそうだったが、天気も思わしくないので今日はここから引き返す事にした。足場があまり良くないので板を着けるのに手間取る。

                       頂上の方向                                  下界を見る

               

                              沢の中程に訓練中の人が見えるが・・・

                                       

            板を着けて一気に滑り降りる                        滑落停止の訓練中(左端)

                            

                                        少しアップで

                                        

                                   スキーヤーも降りてきた

                         

 この日は思ったほど天気は良くなかった。上に登るほど悪くなるようで写真にもなりそうにない。くたびれてもいたので早々に下山。雪は、だいぶん湿っぽかった。

 つぎのチャンスには、桝水A沢(新ズリ)に行く。今度は頂上まで頑張りぞ~。

  2月28日(火)

 天気予報では最高の天気になりそうなので今日は少しだけ早めに我が家を出発。しかし、大山の駐車場は既に満杯。まあ、今日は夏道ではないから南光河原の駐車場は関係ない。夏道登山道から少し桝水側へ行ったあたりの道路脇に車を置く。既に3台ほど止めてあった。

 ここから道路をしばらく歩き、横手道入り口で板をつける。A沢下部まで少し歩く。今日はトレースはない。

   装備は、シールとアイゼンそれにピック付きのストック         シールからツボ足に。アイゼンを着けて登る。

             

                      上部が見えてくるがまだまだ遠い。。B沢に入っていた

                

                            振り返れば島根半島が霞む。

               

                      よれよれになって頂上着。4時間ちょっとかかったか?

           

      午後になると天気は下り坂。時折ガスが出る。視界が効く間にスタートする。頂上からしばらく続く穏やかな斜面は気持ちがいい。

                  

                沢の入り口です。登って来た時のトレースが見える。左に入るとB沢。ちょっと滑ってから右手のA沢に入る。

                 

                                雪だるまがコロコロ発生する。

            

                  登りに比べて下りの早いこと。間もなく樹林帯に入るが、横手道まで楽しく滑れた。

               

 この季節の大山の沢登りの装備は。以下の組み合わせとなる。

 スキー板にシール: 揺るやかな雪面はいいが、斜度が出て来るときつい。スキーアイゼンを着ければ多少良い。ただし、柔らかい雪ではダメだ。

 スノーシュウ: ある程度の斜度までは良いが、上部で現れる斜度のある硬い雪の面はちょっと手こずる。斜面を選んで登ればいいのだが・・・。

 ストック:ゲレンデ用のストックは良くない。ただし、ザラメ雪などの斜面なら通用する。ピックの着いたストックが安心感があり良い。

 アイゼン:手強そうな沢なら必携。特に上部で。

 * 意外とツボ足がいい。道具は使いようです。