エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

高校生以下の子どもへの講演

2008-10-01 10:03:00 | Weblog
講演活動をやっていると面白い。
講演をしている人の話。

「大人への講演はOK。でも高校生への講演は弱い」

こんな人は多くいる。高校生以下の年代に強い人は少ない。
自分で言うの何だが、高校生以下にはかなり強い。
過去の講演を見ても、間違いがないと感じる。

野球の子どもたちに強い!?

実際には、小学生の道徳の授業。中学生・高校生全校生徒への話。
野球以外のスポーツ団体への話。競技は全く関係ない。



先日、小樽で進学校の男女に話した。
受験を控えている高校三年生に対して話した。
高校生は「今、勉強に集中できない」という。

きました!本気魂注入です!

狙う大学を決めている人が八割。迷っている人二割。
進学して、何になるか決めている人二割。
大学に「何のために行くのか」明確じゃないのに気づいた。
ここが、今動けない大きな問題点だ。

問題点がハッキリすれば後はどうするかは明確になる。
病気の種類が分からないと、処方箋も出せない。
だから、今動けない理由を知る必要がある。

講演の中で、数名が涙する。
心の中に何かが目覚めた瞬間だ。
そして、次の日からが本当の闘いが始まる。

この企画。発案した先生が周囲の教師に反対される。
「なぜこの時期に」「そんなことして意味があるのか」
目先だけ、勉強だけ教えている教師が発している言葉に違いない。
テクニックや学力だけ求め、人間的なことを教えられない。
だから、勉強が辛くなると、正しい処方箋を与えられない。

本当なら、周囲のバッシングを受けて「面倒くさい」。
そう思い、企画を進めない教師がほとんどだろう。
でも、その熱血教師は動いた。そして親の理解をもらい企画を通した。

高校生に言った。

「君たちが今の時間で、一番誰に感謝するべきか」

話した自分ではない。
この時間を作った熱血教師、了承した親である。
感謝の気持ちなくして、進歩はない。
人の痛みが分かる人間、人の気持ちが分かる人間。
勉強というものは、人間の幹にしてみれば枝葉。
素晴らしい人間になるための道具でしかない。

勉強はできても、人間的に×

そんな人は世の中にたくさんいる。
だから、勉強を通して、スポーツを通して素晴らしい人間になって欲しい。
今回の「縁」は、ピンポイントの縁。
これからもあの高校生を見守っていきたい。

夢は叶う。本気なら叶う。諦めなければ叶う!

http://www12.plala.or.jp/endou27/


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