エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

濡れてシワくちゃな5千円札・・・

2006-01-07 21:59:25 | Weblog

今日の講演、札幌にあるホテルニーオータニで行われた。

北海道経済界の重鎮、今年85歳を迎える方。主催者側の社長さん。
本日の講演前にしばし二人きりで講師控え室でお話。
誰しもが経験できることではないと思いながら時間をかみ締めた。
人としての話、経営の話など、素晴らしい話を伺った。
これぞ、講演の醍醐味「縁」である。
初めてお会いした方から一生ものの話が伺える。
最後の方に、自分から質問をした。「元気の秘訣を教えて下さい!」と。
健康法や心構えなどお聞きした。その時に、「そろそろお願いします」。
講演会場に移動となった。
んんん。もっとお話をしていたかった。質問をしたかった。残念。

この講演、講演前のプレッシャーはすごかった。
自分でも追い込んだ。その位のほうが緊張感あってよろしい。
講演後、坂ビスケットの専務様に、
「いつもより2オクターブ声が高かったね」と言われた。
緊張の度合いを感じ取ってくれていたのだろう。
坂氏は自分の講演を3度聞いてくれている。
「進化しているね」と誉め殺し。しかし素直にうれしい。
下手な場合、課題が多い場合は、きちんと指摘してくれる方。
こういったお世辞なしの方の意見は貴重だ!
その方に、講演後「GOOD!」の評価を頂き大いに自信となった。

「自分を追い込む」

マンネリにならないために非常に大切なことだと思う。
野球でも仕事でも一緒である。
常に前を向き向上心持って突き進むためには必須だ。
自分の考え方ひとつで出来ることだ。
今年一発目の講演。大きな弾みとなりそうだ!!

講演後、帰宅し大雪のため即除雪となった。
講演中にがっつり降っていた雪。うらめしや。
除雪機などを駆使し長時間に渡り重労働。
すると、50歳台のおばちゃんが声をかけてきた。
申し訳なさそうに「すみません・・・」
除雪機の手を止めて話を聞く。
どうやら、道路挟んで向かいの駐車場で除雪に四苦八苦の模様。
契約で大きな駐車場だが、除雪は「自分で」ということを後に気づいた。
らしい・・・。理由はどうでも良いが、困っていることに間違いはない。
 
「お金払いますから」

ちょっと寂しい話だ。お金で何でもなると思っている世の中。
でも、そんなのいりません!といい、スペースを除雪してあげた。
なんか一日一善したような気持ち。困っている時はお互い様である。
終了後、5000円を差し出すおばちゃん。頑なに固辞。
お金欲しくてやった訳ではない。でも「気持ちが修まらない」という。
お気持ちだけで。とその場を去る。
自宅に戻り、ジャンバーを脱ぐと、何かポケットに。
ビショビショに濡れている5000円札。
あのおばちゃん、こそっと入れたなポケットに。

向かいの駐車場なので、ちょっと高いマンションの誰かだろう。
探すのもなんだし、「気持ちが修まらない」との話もあったので・・・。
返すのも失礼な話なので受け取ることにした。
逆の立場だったら???
う~ん。お礼はしていただろうね。でも最初に「お金払いますから」、
とは言わないと思う。困っている人がいたら誰でも助けるよ。
今の日本、当たり前のことを避けずにする人なんて沢山いる。

今日は、様々なことを考えさせられた一日。
今日の一日に感謝!

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