エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

遠軽の少年野球チームにサポート

2008-05-06 14:31:13 | Weblog
遠軽にある少年野球チームが札幌へ来た。
その二泊三日のある夜に講演を行った。
講演が実現したきっかけは、
札幌の少年野球チームとの練習試合をすることになりHPで情報収集。
その時に「エントモ」が浮上した。周囲の人に聞くと「絶対聞いたほうが」。
監督から直接メールが来て実現した。

講演会が終了し、遠軽に向かうバスの中で子供たちから聞いた。
「二泊三日の中で一番印象的だったことは?」の問いに、

「エントモ講演」

との回答が大半だったらしい。嬉しい報告だ。
この講演会に際し、感じ、勉強したことは、監督の行動力だ。
常にアンテナを張り巡らし、「これだ!」と思ったとこに対しアクション。
なかなか出来ることではない。子供たちのために動いたのだ。

「ダメもとで連絡してみました」

子供たちのためが第一で、何とかうまくしてやりたい一心で動いた。
終了後の懇親会では、父母会の結束の強さを垣間見た。
子供のために、否定的じゃなく肯定的に支援している。
この「肯定的」ということが非常に難しい。
通常は「不平」「不満」などが前面に出るところだ。
しかし、「どうすれば子供たちに伝わるか」を第一にしている。
これは滅多にあることではない。指揮官が柔軟じゃなければできない。
そして絶対条件は「指揮官が謙虚」であることだ。
固定観念に苛まれ、先入観でやっている人には絶対ない。
選手の親からの声を謙虚に聞き入れれることは凄いことだ。

遠軽のチームは、エントモ講演の前に試合をしてきた。
子供たちは疲れている状況だったに違いない。
しかし、二時間の時間を素晴らしい態度で聞いていた。

技術以外の大切さと、今度の野球人生に必要なことを熱く語った。
人間的に良くなるためには「何を重ねるのか」これに尽きる。
どんな気持ちで重ねていくのか。時間を有効に使うことだ。
子供たちの目からパワーをもらい、勉強させられた二時間。
子供と指導者、そして親に聞いてもらうパターンが一番良い!


全員がひとつの意識で共有し、同じ方向を見て歩む


野球の技術より大切なことではないだろうか。
今回はツイていた!日程が谷間だった。
ちなみに五月の土日はあの日だけが空いていた。ピンポイントだ。
日程さえ合えば、積極的に講演は受けている。
小学生などの若年層に対し、アプローチしていく大切さを痛感した。
来週からアメリカで1週間野球の勉強だ。
常に素晴らしいものを提供できるように自分が勉強しなくてはいけない。
現場で学び、得たものを伝える。これに尽きる。


遠軽のチームに感謝。
また、遠軽に行くことがありそうだ。
少年野球と中学野球と、遠軽は「熱い!」

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