エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

指揮官がそれでいいのか

2008-03-15 18:26:36 | Weblog
プロらしくないプロ

テレビで赤い軍団と、白い軍団の試合を見た。
後半40分を過ぎて赤い軍団は勝っている。
防戦一方の選手の動きに、このまま逃げ切れないと確信。
後半のたった五分程度で、二点入れられ逆転負け。

結果には全く興味がない。そういう観点では見ていない。
驚いたのは、監督。
監督が試合終了と同時にフィールドを去る。驚いた。
チームを指揮し責任のある立場。
その人間が、試合運びに頭にきたのか、すぐに退場。
目を疑った。試合中も監督の動きをカメラが捉える。
ため息、ガックリ、選手がもし見ていたらモティベーションは上がるのか?
自分のマイナス感情を、そのまま出す指揮官。レベルが低い。
マイナス感情を持っていても、試合中はいかにして勝利に導くか。
自分の感情をコントロールして、どのように選手の闘志に火をつけるか。
罵声でも、怒りでもいいと思う。しかし「ため息」はない。
「何やってんのよ」「何でできないのよ」ビームが炸裂している。

どんな結果でも受け入れて選手を迎えるのが指揮官ではないか。
驚いた。それで許される世界なのだろう。
もう一言。監督が髪の毛染めてどうする?白髪なら黒く染めればいい。
茶色に染めてどうする。心の動きが身なりに反映される。
戦う集団ではない。選手も同じである。
髪の毛を染めて、髭を生やして試合をしている選手たち。

どの競技の選手も言う。
「身なりと競技は別」だと。残念ながら違う。
身なりにスキを生み、それを気づかない心では、僅差の勝負は勝てない。
なぜならばスポーツは心が映し出されるからだ。
スキのあるチーム・選手は、スキをつかれる。当たり前のど真ん中。
プロ選手はアマチュアの手本であり見本。そんなことでは困る。
勝つ負けるよりも大切なことを、次世代に伝えて欲しい。

と、いっても無理だろう。指揮官からあれだから。
スポーツ選手は、競技人生が終わってから苦労する。
就職もなく、貰い手がなく、路頭に迷う選手が多い。
なぜか?

人間的魅力がないからだ・・・

ちゃらちゃらして競技の時を過ごして、終えてから何とかする。
甘い。適当軍団に未来はない。スポーツを通して何を学んでいるのか。
そこが分からない選手を育てているのは、今の指導者。
技術や勝ち負けだけ重視し、人間力を磨かせていない証拠。

考え方が古い?

違います。あれを良しとする競技団体やファンがおかしい。
今、当たり前基準が低下している。これこそが最大の問題だ。