古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

享保日記 享保十六年 地震編

2013-03-28 20:39:12 | 地震
2013年3月28日 木曜日 天気 晴曇り

「享保日記」

享保十六年九月七日夜、五ッ時よほどの地震。近所紺やノ藍ヲゆりこぼし侯由。

「データ」

年月日 享保十六年九月七日 → 1731年10月7日

場所 茨城県水戸市 → 茨城県水戸市

「古天気学データベース(KTDB)で検証」

青森・北津軽郡板柳町館野越 「永禄日記」板柳館野越 九月七日 大地震、仙台片倉小十朗殿城震崩れ候而小十郎様見江不申候由、此方には無別状。
宮城・白石市         「-」 白石城の石垣、塀、矢倉崩れる。
宮城・白石市         「宮城県苅田郡誌」大地震。小原温泉埋まる。白石城石垣崩れる
宮城・仙台         「梅田村彦六家記」仙台白石領地震。片倉小十郎(城主)居城崩れ候由
山形・上山         「-」有感。
福島・桑折         「-」家屋300 余崩れる。
福島・伊達郡桑折町     「月堂見聞集」奥州桑折大いに地震して、仙台、山形へ行く道の橋梁84落ち、家数300余崩れる

「検証結果」

青森・宮城・山形・福島 東北地方を中心の大地震

「データ整理」

青森・北津軽郡板柳町館野越 「永禄日記」板柳館野越 九月七日 大地震、仙台片倉小十朗殿城震崩れ候而小十郎様見江不申候由、此方には無別状。
宮城・白石市         「-」 白石城の石垣、塀、矢倉崩れる。
宮城・白石市         「宮城県苅田郡誌」大地震。小原温泉埋まる。白石城石垣崩れる
宮城・仙台         「梅田村彦六家記」仙台白石領地震。片倉小十郎(城主)居城崩れ候由
山形・上山         「-」有感。
福島・桑折         「-」家屋300 余崩れる。
福島・伊達郡桑折町     「月堂見聞集」奥州桑折大いに地震して、仙台、山形へ行く道の橋梁84落ち、家数300余崩れる
茨城・水戸           「享保日記」夜、五ッ時よほどの地震。近所紺やノ藍ヲゆりこぼし侯由。

「検証結論」

東北地方を中心に、震源:38.0°N、140.6°E 宮城白石付近 規模:M≒6.5 大地震

茨城県水戸では、震度 4

茨城県で享保十六年年に記録された地震で大変貴重な資料です。

次回は、茨城県水戸地方の享保時代の天気について検証していきたい。
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「享保日記」  「當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。」の検証

2013-03-27 16:09:10 | 地震
2013年3月27日 水曜日 天気 曇り 小雨

「享保日記」

享保十五年戌十月朔日、夜明七ッ過地震也。當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。追而承侯得バ、地震以後ニ
湊磯へ津波入、夥敷きハぎニ有(レ)之。舟大分波にとられ、或は破損有(レ)之由。湊にてなひや
などにハ破損有(レ)之山。人死ハ無(レ)之山也。

上記の項目の「當廿八年以前未ノ年以来之大地震也」について検証。

「年の検証」

1730年-27年1703年
未ノ年

未年は、西暦年を12で割って11が余る年が未の年となる。

1703年÷12=141余11

「検証結論」

関東地方を襲った 元禄大地震 元禄16年11月23日(1703年12月31日)震源は相模トラフの房総半島南端にあたる千葉県の野島崎と推定され、東経139.8度、北緯34.7度の地点にあたる。マグニチュード(M)は7.9-8.2と推定されている。

さらに茨城県で元禄十六年大地震の大変貴重な資料です。


次回は 「享保日記」享保十六年 地震を検証していきたい。
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享保日記 享保十五年 地震編 2

2013-03-26 19:19:41 | 地震
2013年3月26日  火曜日 天気 晴

「享保日記」

享保十五年戌十月朔日、夜明七ッ過地震也。當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。追而承侯得バ、地震以後ニ
湊磯へ津波入、夥敷きハぎニ有(レ)之。舟大分波にとられ、或は破損有(レ)之由。湊にてなひや
などにハ破損有(レ)之山。人死ハ無(レ)之山也。


「データ」

年月日 享保十五年十月朔日 → 西暦1730年11月10日

場所 茨城県ひたちなか市

「古天気学データベース(KTDB)で検証」

茨城県ひたちなか市「東京大学地震研究所 資料不明」 十月朔日 那珂湊港に小津波をもたらした茨城県沖の地震が発生している

東京       「萬年記12」                江戸で地震。4日にも地震。

「検証結果」

茨城県ひたちなか市 地震と小津波が発生している。
茨城の地震と東京の関連が不明(資料数が不足のため)

「データ整理」

茨城県ひたちなか市「東京大学地震研究所 資料不明」 十月朔日 那珂湊港に小津波をもたらした茨城県沖 の地震が発生している

茨城県ひたちなか市「享保日記」                夜明七ッ過地震也。當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。追而承侯得バ、地震以後ニ湊磯へ津波入、夥敷きハぎニ有(レ)之。舟大分波にとられ、或は破損有(レ)之由。湊にてなひやなどにハ破損有(レ)之山。人死ハ無(レ)之山也。

東京       「萬年記12」                江戸で地震。4日にも地震。

「検証結論」

茨城県に朝4時ごろに 地震二より津波の高さ2m以上が発生し 舟の被害あり。 震源地 茨城県沖 ?

享保十五年十月朔日の地震資料数が少ないため、今後の発見が必要。

茨城県で享保十五年地震の大変貴重な資料です。

次回は 「享保日記」享保十六年 地震を検証していきたい
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享保日記 享保十五年 地震編

2013-03-25 23:20:32 | 地震
2013年3月25日 月曜日 天気 曇り一時雨 寒い

「享保日記」

享保十五年戌十月朔日、夜明七ッ過地震也。當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。追而承侯得バ、地震以後ニ湊磯へ津波入、夥敷きハぎニ有(レ)之。舟大分波にとられ、或は破損有(レ)之由。湊にてなひやなどにハ破損有(レ)之山。人死ハ無(レ)之山也。

残業のため今会社から帰ってきました。
検証は明日以降になりそう。
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「然共廿四年以前未ノ年之地震」地震の検証

2013-03-24 06:50:45 | 地震
「然共廿四年以前未ノ年之地震」地震の検証


2013年3月24日 日曜日 天気 朝曇り



「享保日記」

享保十一年十一月廿七日(1726年12月20日)未ノ上刻 よほどの地震也。近年に無(レ)之地震也。然共廿四年以前未ノ年之地震ニ格別軽き事也。

上記の項目の「然共廿四年以前未ノ年之地震」について検証。

「年の検証」

1726年-23年=1703年

未ノ年

未年は、西暦年を12で割って11が余る年が未の年となる。

1703年÷12=141余11

1703年の地震データを調査する。

「古天気学データベース(KTDB)で検証」

茨城県水戸市 「水戸紀年」十一月廿三日 元禄地震 地震大 宝永一年三月まで震

元禄地震(げんろくじしん)は、元禄16年11月23日(1703年12月31日)午前2時ごろ、関東地方を襲った巨大地震。
大正12年(1923年)に起きた関東地震(関東大震災)と同タイプ


「検証結果」

茨城県水戸市 → 「水戸紀年」に元禄大地震 元禄16年11月23日(1703年12月31日)記録あり


「検証結論」

関東地方を襲った 元禄大地震 元禄16年11月23日(1703年12月31日)震源は相模トラフの房総半島南端にあたる千葉県の野島崎と推定され、東経139.8度、北緯34.7度の地点にあたる。マグニチュード(M)は7.9-8.2と推定されている。

水戸 震度 5 

茨城県で元禄十六年大地震の大変貴重な資料です。


次回は、「享保日記」享保十五年 地震を検証していきたい。

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