享保日記 享保１０年 天文編

享保１０年　天文編

享保日記　享保１０年６月に下記のように大星の記録有。

享保１０年６月２５日（１７２５年８月３日）　廿五日　且、見なれぬ大星一ツ眞上ニ少南へかかりて見ル。同廿六日明がたノ月かげも右ニ同ジ

大星とは、彗星・新星・超新星・食・惑星・気象現象・その他のこと。
此の現象のわかるかた教えてください。お願いします。

享保日記 享保１６年 天文編

享保１６年　天文編
（ヘルプ）

（１）星日をつらぬく
享保１６年４月４日（１７３１年５月９日）四月四日、五日両日七ツ時、星日をつらぬくト云。我等ハ見ず。上町ニ而ハ濱嶋傅衛門水かげヲうつして見候と物語候由、桑原稻衛門ニ咄申候。下町ニても尾羽城之介見候と云もの有 （頭注）星月を貫く事ハ年代記などニも見ゆる。日をつらぬく事始て聞

（２）彗星出現
享保１６年４月２４日（１７３１年５月２９日）江戸表ハ此比夜八ツ比ニ、南ニあたるほうき星出候由。是又右同時ニ傅左衛門殿より被②申越①候。

（１）の星日をつらぬくの意味が不明。
（２）彗星出現では該当する彗星無し。

上記の天文現象のわかる方、教えてください。

享保日記 享保２年 地震編

享保２年地震編

享保２年1月7日（1717年2月17日）・4月3日（5月13日）・4月4日（5月14日）・4月5日（5月15日）・12月8日（1718年1月9日・12月10日（1月11日）の地震について検証してみた。

検証

享保２年1月7日（1717年2月17日） 江戸 江戸で地震（萬年記11)
享保２年1月7日（1717年2月17日） 水戸 よほどの地震　(享保日記)
享保２年1月8日（1717年2月18日） 江戸 巳刻、江戸大地震 (月堂見聞集)

享保２年4月3日（1717年5月13日）弘前 快晴　未刻地震　天水こほれ申候（御日記）
享保２年4月3日（1717年5月13日）八戸 未ノ刻少前大地震（八戸藩日記）
享保２年4月3日（1717年5月13日）盛岡 未初刻地震暫強・寅刻地震（北可継日記）（雑書）（宝永以来日記写）
享保２年4月3日（1717年5月13日）盛岡 未初刻地震暫強・寅刻地震（雑書）
享保２年4月3日（1717年5月13日）仙台　　　仙台城本丸・二ノ丸の石垣崩れた。小津波があった。
享保２年4月3日（1717年5月13日）角館　　　角館で有感。（北家御日記）（角館火災地震年）
享保２年4月3日（1717年5月13日）大迫　　　大迫で有感。（略年代記）
享保２年4月3日（1717年5月13日）花巻　　　花巻で家屋の倒壊、地割れ。（花印抄譜録）
享保２年4月3日（1717年5月13日）水戸 午下　大地震。近年無（レ）之大地震也。酒屋、休やノ酒藍などもよほどゆりこばれ候由。（享保日記）
享保２年4月3日（1717年5月13日）水戸 夜　二度地震（享保日記）
享保２年4月3日（1717年5月13日）　　　　震源：宮城県沖　東経142.5°、北緯38.5°、Ｍ＝7.5

享保２年4月4日（1717年5月14日）盛岡 申半過地震（北可継日記）　　　
享保２年4月4日（1717年5月14日）水戸 地震　一度（享保日記）

享保２年4月5日（1717年5月15日）盛岡 戌半地震（北可継日記） 　
享保２年4月5日（1717年5月15日）水戸 地震　二度（享保日記）

享保２年12月8日（1718年1月9日）江戸 江戸地震甚だしき由（月堂見聞集）
享保２年12月8日（1718年1月9日）江戸 数日にかけて江戸で地震。（萬年記11）
享保２年12月8日（1718年1月9日）水戸 夜七つ時分　よほど強地震（享保日記）
享保２年12月9日（1718年1月10日）江戸 江戸地震甚だしき由（月堂見聞集）
享保２年12月10日（1718年1月11日）水戸 夜中同比ニ又よほどの強地震也。但天水桶之水こぼれ申候ほどニハ無Ｖ之候。十日夜三度地震有Ｖ之、　初二度ハ少ノ事也。（享保日記）
享保２年12月11日（1718年1月12日）江戸 暁、江戸地震（実紀）

「享保日記」に記載された享保２年の地震は、茨城県で確認された貴重な資料であることがわかる。

享保日記

「享保日記」は、水戸藩士　與力西野清八郎正府の享保元年から享保１７年間の日記です。
日記内の天気や地震や天文関係の資料を取り出し検証していきたい。

信州浅間山噴火 「大三箇倭文神宮社記」資料２

「大三箇倭文神宮社記（おおみかしずじんぐうしゃき）」に
天明３年７月始め（西暦1783年7月1日）信州浅間山鳴り渡り小石砂降り雨の如しと記録がある。

茨城県内手元の資料で確認作業

久慈町の歴史　７月　浅間山噴火
大洗町史　７月浅間山噴火
古河　７月　信州浅間山より焼砂降りならびに泥吹山にも大変
高萩市史　７月５日　浅間山爆発時の灰　高萩地方に降る この年大凶作

茨城県日立市大甕での大変貴重な７月ごろ浅間山噴火での小石砂が降った記録である。