古天気学 A

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「然共廿四年以前未ノ年之地震」地震の検証

2013-03-24 06:50:45 | 地震
「然共廿四年以前未ノ年之地震」地震の検証


2013年3月24日 日曜日 天気 朝曇り



「享保日記」

享保十一年十一月廿七日(1726年12月20日)未ノ上刻 よほどの地震也。近年に無(レ)之地震也。然共廿四年以前未ノ年之地震ニ格別軽き事也。

上記の項目の「然共廿四年以前未ノ年之地震」について検証。

「年の検証」

1726年-23年=1703年

未ノ年

未年は、西暦年を12で割って11が余る年が未の年となる。

1703年÷12=141余11

1703年の地震データを調査する。

「古天気学データベース(KTDB)で検証」

茨城県水戸市 「水戸紀年」十一月廿三日 元禄地震 地震大 宝永一年三月まで震

元禄地震(げんろくじしん)は、元禄16年11月23日(1703年12月31日)午前2時ごろ、関東地方を襲った巨大地震。
大正12年(1923年)に起きた関東地震(関東大震災)と同タイプ


「検証結果」

茨城県水戸市 → 「水戸紀年」に元禄大地震 元禄16年11月23日(1703年12月31日)記録あり


「検証結論」

関東地方を襲った 元禄大地震 元禄16年11月23日(1703年12月31日)震源は相模トラフの房総半島南端にあたる千葉県の野島崎と推定され、東経139.8度、北緯34.7度の地点にあたる。マグニチュード(M)は7.9-8.2と推定されている。

水戸 震度 5 

茨城県で元禄十六年大地震の大変貴重な資料です。


次回は、「享保日記」享保十五年 地震を検証していきたい。


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