古天気学 A

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「享保日記」  「當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。」の検証

2013-03-27 16:09:10 | 地震
2013年3月27日 水曜日 天気 曇り 小雨

「享保日記」

享保十五年戌十月朔日、夜明七ッ過地震也。當廿八年以前未ノ年以来之大地震也。追而承侯得バ、地震以後ニ
湊磯へ津波入、夥敷きハぎニ有(レ)之。舟大分波にとられ、或は破損有(レ)之由。湊にてなひや
などにハ破損有(レ)之山。人死ハ無(レ)之山也。

上記の項目の「當廿八年以前未ノ年以来之大地震也」について検証。

「年の検証」

1730年-27年1703年
未ノ年

未年は、西暦年を12で割って11が余る年が未の年となる。

1703年÷12=141余11

「検証結論」

関東地方を襲った 元禄大地震 元禄16年11月23日(1703年12月31日)震源は相模トラフの房総半島南端にあたる千葉県の野島崎と推定され、東経139.8度、北緯34.7度の地点にあたる。マグニチュード(M)は7.9-8.2と推定されている。

さらに茨城県で元禄十六年大地震の大変貴重な資料です。


次回は 「享保日記」享保十六年 地震を検証していきたい。

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