南信州豊丘村 まつたけの里 堀越へようこそ

長野県下伊那地方、豊丘村堀越区から
まつたけ観光の情報を中心に日々の話題をお届けします。

台風被害に遭わないいように「風祭り」

2014-08-25 18:07:31 | 今日の話題

8月24日、堀越春日神社に於いて風祭りが執り行われました。

「風祭り」とは毎年二百十日前後に行われる嵐を鎮めるための祭りです。二百十日は古くから台風来襲の特異日と言われています。

堀越地区にはりんご、米、柿、野菜他の農産物が沢山栽培されており、収穫前の農作物が台風被害に遭わないように祈願する事を目的に執り行われます。


午後1時に地区の役員、年番(回り番の当番)が集まり境内の清掃をし、各所を掃き清めます。

       

榊も新しいものに取り替えられ、幣束も綺麗なものに取り替えられて気持ちも新たに祭式に望みます。

 

区の正副区長と神社の係3名が参列し、祭式が執り行われました。

   

長さ10メートル余の幣束を取り付けた竹竿がお祓いを受け、祭祀奏上にて今年の台風他の被害が出ぬように祝詞を神官さんにあげて頂きました。

祭式終了後、境内の大木に竹竿を上げる作業を、高い所が怖くない(と言っています)久保田君を中心に行いました。

   

この御神木は高さ約20メートルほどあります。境内にはもっと高い30メートルほどの大木がありますが、とても普通の人では登れません。足場もありません。本来ならば一番高い木へ上げるのでしょうが、人が登る事が出来て、10メートル余の竹竿を大木の更に上に出さなければならないので今回の木に取り付ける事になります。

5メートルほどの石掛の上に立つ御神木の高い所に登っての作業、久保田君と平さん、お世話になりました。

おかげさまで雨が降ってくる前に無事幣束を付けた竹竿も御神木に取り付けられ、風祭りは終了となりました。


今年は6・7月はほとんど雨が降りませんでしたが、この頃梅雨かと思われるような天気が続いています。

茸取りの方達は「マツタケ」の姿が目に浮かんで仕方ないようです。

しかしりんご農家にとっては何とか台風など来ないように、秋に最高の収穫を期待した風祭りでした。

出来る事ならほどほどの雨で沢山マツタケは出るが、農作物には被害など無いように願います。


まつたけ観光を期待しているお客様に良い知らせが出来ますように少し願っておきました。

  投稿者      Apple

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする