7月1日、「堀越古道を歩こう会」のメンバー9人が、結構昔は街道であっただろうと見られる、河野から大鹿まで続く古道沿いにある北道観音を探しながら歩いて見ました。
その距離はおよそ3キロ余り。
午後1時半に松茸観光の会場に使われる、堀越区民会館に集合し、車で堂平自治会より西に500メートルほど下った、昔立派な一本松が立っていた所に移動してから歩き始めました。
午後2時、第1の観音様の前で記念撮影。無事歩き通せるか‥‥何しろ7月末に予定されている「カラマツ峠」越えの予備登山も兼ねているので、少し緊張気味です。
早速観音様が現れたと思ったら、
荒れた古道に突入です。
この場所付近はメンバーが事前に少し切り開いてくれてあったので、何とかクリア出来ましたが、普通に来たら分からないなあと少し不安になった頃です。
古道脇には似つかわしく無い廃車も。
太古の住人が歩いたであろう古道と何十年か前の生活臭が混じった不思議な世界です。
松茸山の中を通るルートになると道ははっきりして来て、良い間隔で現れる観音様にカメラを向けたり手を合わせたり。いい感じの一休みになります。
しかしこの辺りから体力の違いや気持ちの違いが見え始め、勝手に隊列を崩して先走る方が出始めます。
今回は目的地がさほど遠くない地点なので何も言いませんでしたが、カラマツ峠越えの本番には最悪な結果が出ても不思議ではない状態になるでしょう。
基本は一番力の無い人にペースを合わせる。
パーティーを崩さない。
先走って途中で待っていて、後続が着いた途端に歩き出す。最悪です。
本番では一番最後を歩いてもらいます。
「私の方が若い衆より体力があったな。」なんて、体力測定、体力自慢ではないのですから。
なんのかんので観音様を探す事から、道が古道に沿って新しく作られている為に古道を探す仕事まで増えて、崖をよじ登ったりしながら探しました。
時には小高い所に有っただろう観音様が古道にうつ伏せで落ちていたりします。
それを元の場所に戻して、また倒れないように補強したりしながら進みました。
そして午後5時に33番目の最終の観音様に到着。
ご満悦な面々をご覧ください。
ここまでに有ったであろう観音様は、この古道歩きでは三体発見出来ませんでした。
しかし堂平近くの二体は仲間が見つけてくれてあるので、大丈夫ですが、32番がどうしてと見つからなかったです。
村の教育委員会で昔作った道祖神、観音様の特集本では、北道観音は17〜20番が災害や密林化した事により発見出来なかったと記してありますが、今回正規の古道を歩けた事から見つけられたのが嬉しかったです。
今回の参加者は無事に歩き通せましたので、7月末のカラマツ峠越えの資格審査はOK🙆♂️となりました。本人も自信になったのではないでしょうか。
終了後は区民会館でお待ちかねのビールのような飲み物で乾杯したのは🍻御察しの通りです。
投稿者 Apple