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2019-20シーズン展望

2019年10月21日 | 2019-20 シーズン
お久しぶりです。
開幕まであと3日ですね。
この直前にサンダーの2019-20シーズンの展望を書いていきたいと思います。
なぜこの時期になったのかは直前までトレードの可能性が示唆されており、ロスターが確定していなかったためです。

さて、結論からですが、サンダーは今シーズン
『プレイオフ進出は可能』
でしょう。

「何を言ってるんだ」
「夢を語るな」
「現実を見ろ」

たくさんの批判を受けることは間違いないでしょう。
それは当然です。
この『プレイオフ進出可能』という結果は多数の注釈が付き、それらが全てプラスの方向へ傾いた際にのみ起こり得るものであり、言わば”理想形・最高のシーズンの終わり方”と言えるでしょう。
ただあくまでこの結果は"成績面"のみとなり、場合によっては『プレイオフ進出』の方が寧ろ悪い結果となり得ることもあることをご理解ください。

このオフを簡単に整理しましょう。
サンダーは主力を大量放出する代わりに、向こう7年間の指名権を搔き集めました。
現在サンダーが2026年までに保有している1巡名指名権は15個。
ここに関しての詳細は別の記事にしてありますので、そちらをご参照ください。

主力を放出するという動きはチームの再建を意味します。
それに伴いたくさんの指名権をゲットできたことは、この上なく再建で成功したと言えるでしょう。
当然、主力を放出したのですから、チームが勝てないのは必然。
なんなら、指名権で高順位を引き当てる為に、敢えて負けにいくまで正解とされる世間の評価もあります。
というかこれが世間一般のイメージではないでしょうか。
その結果、『プレイオフ進出可能』へのギャップが批判に繋がっていると考えられます。
一方、勝てないことは将来への投資(高順位指名権の確率を上げる)としては成功となるわけです。
要は、チームは勝っても負けても良い結果悪い結果が伴うということですね。

そもそも、剰え冒頭にも記載した通り、トレードの噂が示唆されているチーム状況です。
現有戦力でどこまで戦えるのか予想したところでシーズン中には十中八九トレードにより戦力は変動してしまうでしょう。
まあ所謂とことんチーム泣かせなチームということです。

ポジティブに捉えると
勝ってプレイオフに出ることができれば周囲予想を良い意味で裏切りファン大喜び
勝てずロッタリー行きとなっても他のチームよりも指名権を持っているためファン大喜び
どっちに転んでも旨味はあるわけです。


ということで、選手個人を見ていきましょう。

クリス・ポール
トレードでサンダーに来て以降、更なるトレードの噂の絶えないポールは、戦力面でもサラリー面でもサンダーの運命を握っていると言ってもいいでしょう。
ありきたりなことを言います。
34歳とベテランの域に入っているポールに全盛期程の活躍を期待することはできないでしょう。
しかし、いまだに実力はリーグでも屈指で、技術と経験から湧き上がるようなプレイを演出してくれます。
問題はケガ。
ここ5シーズンくらいでしょう、"ポールが健康ならばチームは勝てる"という決まり文句を何度見たことでしょうか。
そして残念ながらそれは今年も変わりません。
寧ろケガへの考え方は過去最高にシビアに捉えなくてはならないでしょう。
上述の通り、現サンダーへの期待は現有戦力よりも未来がどれだけ明るいかというところが注目されています。
残念なことにポールはその明るい将来の構想には含まれていません。
なんなら、更なる指名権を求めてトレードする際にどれだけ健康体で最大の価値を発揮するかくらい。
即ち、ケガ=将来暗くなってしまうわけです。

断言しましょう。
サンダーでは50試合も出場しません。
怪我をしようと健康体でいようと、サンダーでは50試合も出ればよい方だと思います。
幸いサンダーにはポールよりも若い、シェイ・ゲルジャス=アレキサンダー、デニス・シュローダーがいます。
未来を見据えているのであれば、彼らを積極的に起用して、ポール自身にはケガをしないようにしてもらうことの方がよっぽど良く、ベンチで経験値を分け与えてくれると尚良いです。
非常にやりにくい立ち位置に置いてしまい、モチベーションの保ちにくい環境ですが、どうか我慢していただきたいです。
10年以上も前ですが、一応オクラホマでプレイ経験のある数少ない選手の1人なのですから。
応援しています。



スティーブン・アダムス
リバウンド王、MIP候補筆頭。
ファンによる課題評価かもしれませんが、十分にあり得ると思います。
アダムスはサンダー入団後以降ずっと、チームの為にプレイしてきました。
特にここ3シーズンはラスのリバウンドとアシスト量産に大きく貢献。
ラスからのパスはどんなに悪くてもシュートに持っていく。
1人で2人の選手をボックスアウトし、リバウンドをラスに取らせる。
昨シーズンに至ってはとうとうトータルのディフェンスリバウンド数をオフェンスリバウンド数が上回ってしまっています。
それでいて平均9.5本のリバウンドを記録しているので、まさにオフェンスリバウンドの鬼。
またアダムスはローポストからの1on1の技が多彩で決定力も物凄く高く、オフェンスポゼッションの選択肢に入るレベル。
要はディフェンスリバウンドを全力で取りに行くようになり、自身のタイミングで得点シチュエーションを選択できるようになり、加えてクリス・ポールからのパスを受け取る権利を得たアダムスがどこまで成長するのかというものです。
トレードの噂も散見しますが、是非サンダーで大成長を遂げて欲しい選手です。


シェイ・ゲルジャス=アレキサンダー
今オフに獲得した指名権以外の将来のサンダーを背負って立つ選手。
ラスの後釜、ジョージとのトレードというキャリア2年目には重すぎるレッテルが本人の意思なく貼られてしまっています。
勝つことの少ないだろうサンダーにおいて成長を見守りたい選手の1人。


アンドレ・ロバーソン
いつになったら復帰してくれるのでしょうか?


注目選手はこんなものでしょう。
最後にロスターを整理して終わりたいと思います。

新加入=赤文字
ルーキー=青文字
2way契約=緑文字



PG クリス・ポール/デニス・シュローダー

SG シェイ・ゲルジャス=アレキサンダー/デオンテ・バートン/デヴォン・ホール/ルー・ドート
SF テレンス・ファーガソン/アブデル・ネイダー/ハミドゥ・ディアロ/アンドレ・ロバーソン
PF ダリアス・ベイズリー/ダニロ・ガリナリ/マイク・マスカラ
C スティーブン・アダムス/ナーレンス・ノエル/ジャスティン・パットン

正直、どのようなスタメンになるのか分かりません。
まずはジャズとの開幕戦です。
どんなシーズンになるのでしょうか。
楽しみにしております。


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