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【2019-20通信簿】アブデル・ネイダー

2020年09月24日 | 2019-20 シーズン
アブデル・ネイダー

評定10段階中5

【スタッツ&成果】
55試合出場
15.8分/試合(キャリアハイ)
6.3得点/試合(キャリアハイ)
1.8リバウンド/試合
0.7アシスト/試合(キャリアハイ)
0.4ブロック/試合(キャリアハイ)
0.4スティール/試合(キャリアハイ)
FG 46.8%(キャリアハイ)
3P 37.5%(キャリアハイ)
FT 77.3%(キャリアハイ)


話題になっていませんが、地味にキャリア最高のシーズンを送ったのがネイダー。
今シーズンのサンダーはウィングの選手が過多となっており、試合によってSG、SF、場合によってはPFでの出場もあり、ネイダーに限らずウィング陣は非常に柔軟性の求められるシーズンだったことでしょう。

現に今シーズン、SFでの先発起用された選手は4人いました。
最終的にドートがそのポジションを勝ち取ったわけですが、ネイダーも実はその中の1人だったのです。
6試合の先発出場の際には、下記の通り更に成績を上げていることが分かります。

27.0分/試合
11.2得点/試合
2.2リバウンド/試合
0.5アシスト/試合
FG 51.1%
3P 57.9%
FT 100.0%

ポジションの定まらないチーム事情と先発なのかベンチなのかも定まらない起用方法の中、これだけ安定して成績を残したのは素晴らしいと言わざるを得ません。

プレイスタイプが、ハーデンやカイリー程ではないにしろアイソレーションを好む傾向にあり、寧ろ清々しいほどボールを持ったら1on1を仕掛けます。
元々攻め気の強い性格とそれを可能にする分厚い胸板で果敢にリングにアタックし、高確率でレイアップを沈め決まらずともファールをもらってくるのです。
良い点としてはチームの流れや好不調に一切影響を受けず、とにかくボールを持ったらリングにアタックするだけなので、戦術はないですが高確率で得点に貢献できること。

加えて今シーズンは3Pシュートの精度もあがり、ベンチ出場選手の中では中々に手の付けられない選手になっていました。ガベージタイム要員にするには勿体ないくらいです。

懸念点としてはやはりそのプレイスタイルも相まってボールを持つとパスができなくなってしまう点でしょう。
今シーズンは自主努力もあり、またそれがプラスになるように起用されて結果を出しましたが、様々な状況で判断の求められる先発を安定して任せることはできないでしょう。
27分出場してアシスト1本もできないのは、センターですら少ない数字です。

また、これは相対的になのですが、チーム内で競合するファーガソン、ドートに比べディフェンス力が劣っており、そういった意味でも得点力の高い選手が集まっている先発において、ディフェンス力の高い選手の方が重宝されやすいというのがあります。

とは言え、改善点も明確ですし、何より成長が目に見えている非常に素晴らしい選手です。
一皮剥けたシーズンを送ることができたネイダーは評定5となります。


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