NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

【23-24レギュラーシーズン総評】ケンリッチ・ウィリアムズ

2024年05月18日 | 2023-24 シーズン
ケンリッチ・ウィリアムズ

69試合出場
14.9分
4.7得点
3.0リバウンド
1.3アシスト
0.6スティール
0.1ブロック
FG 46.8%
3P 39.7%
FT 50.0%


29歳という年齢はサンダーにおいて既にベテランの域になります。
今シーズンの平均出場時間はキャリアワーストであり、それに伴い成績も軒並みダウンしています。
チーム内での役割が小さくなってしまったものの、その中でも任されたことをしっかりとこなす仕事人でした。

まず注目すべきは、そのシュート確率。
FGや3Pの確率とフリースローの確率が見合っていないのは今に始まったことではありませんが、これでもフリースローの確率は昨シーズンよりも7%ほど上昇しているんです。
更に現在4本連続でフリースロー成功中であり、継続中。
3Pは1試合で4本させた試合もあり、チームの武器の1つになっていました。

ただ、一番輝くのはそのベテランならではのいぶし銀な動きです。
J-Will、ジョーと並びチームを代表するテイクチャージャーであり、その数は1試合平均0.18回です。
規定数に達していない為ランク外ではありますが、リーグ20番目の記録となります。

毎シーズンではありますが、特に今シーズン意識されていたのが、若手とのコンビネーションです。
ピック&ロールの際には、積極的にスクリナーにパスを出し、お膳立て。
ファストブレイクの際には、フィニッシュを他の選手に譲っていました。

一方、身長198cmと決して高くはないですが、ビッグマン相手に飛び込み指先1mmでもボールを触って軌道を変えたり、ビッグマンがペイントエリアに入ってくるのを身を挺して防いだり、記録には全く残らないことばかりをやってのけます。
リングにボールを入れるバスケットボールからかけ離れたことを好んで淡々とこなすのが、このケンリッチ・ウィリアムズなのです。

若返りに拍車のかかるサンダーにおいて、来シーズン彼の役割はより小さく光の当たらないものになるでしょう。
しかし、それでも出場機会がもらえるのは、必要不可欠で且つ替えのきかないものだからです。
契約は今シーズンを除き、残り3年残っています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿