NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

【2019-20通信簿】ナーレンズ・ノエル

2020年09月27日 | 2019-20 シーズン
ナーレンズ・ノエル

評定10段階中7

【スタッツ&成果】
61試合出場
18.5分/試合
7.4得点/試合
4.9リバウンド/試合
0.9アシスト/試合
1.0スティール/試合
1.5ブロック/試合
FG 68.4%(キャリアハイ)
3P 33.3%
FT 75.5%(キャリアハイ)


オフシーズン、ムスカラ同様、再契約後にポール・ジョージ、ウェストブルックが去り、チームが再建へと舵を切ったのにも関わらずそのままチームに残ってくれたナイスガイ。
シーズン終了した今考えるとノエルがいるといないとではチーム成績は大きく変わっていたことでしょう。
チーム内で唯一アダムスの控えとして代わることのできたビッグマンであり、同時にその役割をきっちりと果たせていた選手でもありました。

ノエルは3年前までプライドが高く扱いずらいという認識のもたれていた選手でした。
FAとなっていたノエルは当時所属していたマブスとの契約交渉の場でMAX契約を要求。
当然、交渉を打ち切ったマブス、そして他のチームと交渉を続けたノエル。
しかし、結果的にどこのチームとも契約締結することができず、ノエルは一度交渉を打ち切ったマブスと契約するという赤っ恥をかきました。
当然主導権はマブスにあったため、MAXの金額の約5分の1以下の金額で再契約となっています。

そのようなことがあってから3年。
プライベートでは一児のパパにもなり、そして多くの経験を積んだノエルは非常に謙虚で献身的な選手になりました。

平均20分を割る出場時間の中で自身の役割を全う。
特にディフェンス面ではハイライトに残るブロックを量産。
ベンチスタートながら4ブロック以上を3試合で記録しています。
ちなみに出場時間を36分換算にした際の平均ブロック数2.9本はリーグ6位、平均スティール数1.9本はリーグ13位とその質の高さが分かります。
また、チームディフェンスでもスイッチを多用するシステムにおいてガードや小柄な選手とマッチアップしてもついていける瞬発力とインサイドでのカバーディフェンスは一級品。
セカンドユニットにディフェンスの厚さをもたらし、スモールラインナップを成立させていた縁の下の力持ちと言えるでしょう。

オフェンス面では昨シーズンに比べミドルジャンパーが少なくなり、主戦場はほぼリング周辺のみとなりましたが、ガード陣からのロブパスを受けてのフィニッシュや、左右どちらの手でも沈めることのできるベビーフックを武器に高確率でシュートを沈めていきました。

208cm99kgという数字以上に見た目は細長く、特にマッチ棒のような足を見るにノエルが転倒するたびに肝を冷やしたファンも多いはずです。
しかし、そんな見た目とは裏腹にたくさんのエナジーをチームに与えてくれたシーズンになったと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿