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【2019-20通信簿】ダリアス・ベイズリー

2020年09月28日 | 2019-20 シーズン
ダリアス・ベイズリー

評定10段階中4

【スタッツ&成果】
61試合出場
18.5分/試合
5.6得点/試合
4.0リバウンド/試合
0.7アシスト/試合
0.4スティール/試合
0.7ブロック/試合
FG 39.4%
3P 34.8%
FT 69.4%


サンダーは今シーズンのドラフト時、当初指名したのはブランドン・クラークでした。
そう、オールルーキー1stチーム入りを果たした、あのクラークです。
サンダーはその指名したクラークをすぐさまトレードに出し、やってきたのがベイズリーでした。
結果論ではありますが、現在のところアタリはクラーク、ハズレはベイズリーという風に見られてしまっても仕方ないでしょう。

何でも起用にこなすレフティプレイヤーとして期待されてサンダーに加入したベイズリー。
開幕から早速ローテーション入りをし出場時間を与えられたベイズリーでしたが、チームシステムへアジャストするのに苦労し、思うようにプレイできていませんでした。

ルーキーという立場、プロの試合という単純な理由ながらコート上では委縮してしまい、慣れないプルアップジャンパーをうったり、逆にシュートチャンスでも消極的になってしまったりとチームに期待に応えられませんでした。

しかしプレイの質はさておき、徐々に持ち前の明るさとフレンドリーな性格もあってチームに溶け込んでいきます。
あっという間にチームのムードメーカーになったベイズリー。
特に仲が良かったのが、キャリアでは1つ上ながら、加入したのが今年という意味では同じ境遇のシャイ・ギルジャス=アレキサンダー。
そしてクリス・ポールでした。
チーム練習でない日も一緒に過ごすことが多く、チームの中で共に過ごした時間は相当長いと思われます。

言わずと知れたNBAを代表する大スターと今後のNBAを担うヤングスターから、”バスケとは何か?”からプレイの1つ1つの指摘まで丁寧に指導を受けて、ベイズリーはスポンジのように全てを吸収していきました。
もちろん全てを全て完璧にマスターできるようになるわけではありませんが、要所で光るプレイも飛び出し、チーム及びファンは期待を抱かざるを得なかった場面も多いでしょう。

そんな中、2月に入り、膝の打撲により11試合を欠場。
そのままシーズン中断となってしまったのです。
徐々に成長が垣間見えていただけにこのケガと欠場は残念で仕方ありませんでした。

しかしシーズンが再開し、ケガから復帰したベイズリーは覚醒。
シーズン再開後、レギュラーシーズン最後の8試合では内5試合で2桁得点を記録し、更には3試合連続で20得点オーバーも記録しています。
キャリア初のダブルダブルも記録し、急成長とはまさにこのこと。
プレイオフでもチーム内では唯一全試合で3Pを沈め、成功率は50%となっています。

異様に長い手足から繰り出される歩幅の大きいスピンムーブやユーロステップは誇張無しで今シーズンMVPのアデトクンボに重なる部分があります。
生憎、ステップの最中のコンタクトに耐えられることができなかったり、フィニッシュを外してしまったり改善点は多くあります。

シーズン終盤とプレイオフに安定してきたアウトサイドシュートとインサイドで当たり負けしない程度のパワーを身につけたら中々手の付けられない選手になることでしょう。

シーズン序盤とシーズン後半で大きく評価が分かれ、均した結果評定4となります。

P.S.
ちなみに無類のバッシュマニアであり、NBAからの初の給料で買ったものは定番の親孝行と大量のバッシュだったそうです。
料理しながらバッシュの紹介をしたりします。


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