2024年のドラフトが行われました。
今年から2日間に分けて、1巡目指名の日、2巡目指名の日となるそうです。
サンダーは2名の選手を獲得しました。
1人1人見ていきましょう。
二コラ・トピッチ
身長:198cm
体重:91kg
年齢:18歳
セルビア出身の大型のPGをこなす18歳。
パスとシュートが非常に高く評価されています。
元々はTop5の指名も予想されていた中で、12位まで指名されなかった大きな原因は怪我です。
今年の1月に膝の怪我を負い、5月復帰直後にまたACLの部分断裂により離脱。
治療とリハビリの為、24-25シーズンでのプレイはほぼ難しいとされており、それを敬遠された結果、この順位に落ち着きました。
そんな中、幸いなことにサンダーには時間的余裕があります。
ウィンナウなチーム状況でありながら、戦力は現戦力の成長分(と一部の補強)で事足りる為、ルーキーからの即戦力は棚ぼた程度にしか期待しておらず、トピッチ目線ゆっくり治療とリハビリに専念することができます。
また、サンダー目線としては怪我さえ目を瞑ればTop5指名も確実と言われた選手を12位で指名できたことはラッキーだったと言えるでしょう。
万が一、怪我の影響により評価されていた頃の活躍ができなかったとしても、ポテンシャルを買っての指名なので、許容できる範囲のリスクだったと思います。
ちなみに1巡目指名された選手の中で最年少ということもあり、怪我から復帰した時でも19か20歳と伸びしろを残しています。
今シーズンの成績も記載しておきましょう。
12試合に出場し、1試合平均18.4得点、3.6リバウンド、7.1アシスト、FG成功率52.3%。
3Pは4.5本試投し25.9%と得意ではありません。
フリースローは85%で沈めています。
弱点は、体重の軽さからくるフィジカルの弱さと3Pの精度です。
また、ウィングスパンが197cmであり、短くはありませんが長くもない為、短所になるかもしれないと言われています。
最初はリハビリに専念しながら、SGAとケイソンのプレイを間近で見て、いっぱい吸収して欲しいです。
ディロン・ジョーンズ
身長:198cm
体重:107kg
年齢:22歳
ウェバー州立大学出身のSG-SF。
大学で4年生までプレイし、トピッチの真逆で完成された肉体を持ち、フィジカル勝負を得意とするウィングです。
元々ウィザーズの持っていた指名順位でしたが、ニックスを経由してサンダーが指名権を獲得しました。
獲得の際、サンダーは2巡目とは言え5つの指名権を放出しており、お目当ての選手だったのかもしれません。
昨年もドラフトエントリーをしたものの、取り下げてもう1年大学でプレイしたことにより、結果的に1巡目で指名されたのでした。
大学4年間では3年間を先発で出場し、最後の1年は31試合で1試合平均20.8得点、9.8リバウンド、5.2アシスト、2.0スティールを記録。
3Pは3.4本試投し32.4%の確率でした。
フィジカルに自信があるため、ゴールまで強引に切り込むことができます。
しかし、ポジション的にサイズ不足なことと足が遅く運動能力もエリート級ではありません。
その為、フィジカルが最も輝くのはリバウンドの時です。
リバウンド力が圧倒的に足りていなかったサンダーにとっては、間違いなくプラスになるでしょう。
大学で4年間しっかり経験を積んだ上にサンダーにいないタイプの選手だということを考慮すると、もしかしたら1年目から花開く可能性もあります。
ポテンシャルの天井は低いものの、現時点でトピッチよりもサンダーのニーズにフィットしています。
かなり昔の話になりますが、サンダーの前身のスーパーソニックス時代にレジー・エバンスという選手がいました。
リバウンドのみで先発を勝ちとったザ・仕事人でした。
どことなくジョーンズにはエバンスの影を感じます。
※気づいたらカルーソに触れる間もなく、ドラフト当日になってしまいました。
次動きがあった時に、まとめて記事にします。
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