2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 鎌田慧著『日本の原発地帯』(新風舎文庫)

2010-12-02 22:54:59 | 読書
本書は、原発のあるまたは反対運動でない地域を訪ねたルポルタージュ。具体的には、福井、伊方(四国)、福島、柏崎、島根、下北、巻町(新潟)などだ。
原発の立地方法はだいたい同じで、まず「原発」とは言わずに地質調査をし、対象の土地や漁業権を金に任せて買い上げ、その上で原発関連施設での雇用(正社員ではない)をし、反対派の息の根を止める。もちろん、全てが成功したわけではないが。
また、恐ろしいけとに運転中の原発の意外と近くに民家があったりする。
こんな具合だから、国内では新設が難しいために、輸出しようとしているが、人々の苦しみや悲しみも輸出することになることを、「仙菅ヤマト」はわかっているのだろうか。
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