本書の著者である津田さんは岡山大学医学部の教授で、公害問題等の訴訟で、意見書の提出や法廷での証言を多くされてきた。その法廷での経験は散々なもので、「法廷においても、客観的なデータの厳密な分析と国際的な議論を経た知見が(略)偏った一部の意見のように扱われている」という(187ページ)。
本書のまえがきで、津田さんは日本の大学医学部が「人間を目標に掲げながら人間を対象とした研究をしない」と主張し、いきなり読者を驚かす。それだけでなく、「人間に関する問題で、日本の医学専門家は科学的根拠に基づいた判断ができない。」という。これでは、医師不足といって、医師を増やしても、本質的な問題の解決はなされない。直ちに改善されなくてはならない。
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本書のまえがきで、津田さんは日本の大学医学部が「人間を目標に掲げながら人間を対象とした研究をしない」と主張し、いきなり読者を驚かす。それだけでなく、「人間に関する問題で、日本の医学専門家は科学的根拠に基づいた判断ができない。」という。これでは、医師不足といって、医師を増やしても、本質的な問題の解決はなされない。直ちに改善されなくてはならない。
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