goo blog サービス終了のお知らせ 

2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

映画『選挙2』

2013-07-12 23:32:43 | 社会(政治経済等)
渋谷のシアターイメージフォーラムで上映中の映画『選挙2』を見てきた。
まず、この類の映画にありがちなことですが、カメラがぶれることが多く、そのような映画が苦手の人には、ビデオでの鑑賞をお勧めします。
舞台は、2011年4月10日投票の川崎市議会選挙。定数9名のところに14名が立候補した。主人公の山内候補は、震災直後の選挙にもかかわらず、脱原発を主張する候補がいないとして、公示3日前に急遽立候補を決めた(前回の市議選では自民党公認候補として当選したが1年半で辞職)。しかし、従来の選挙活動のスタイルに疑問を持っていた山内さんは、投票日前日に白色の防護服を来てある駅前で演説をした以外、ポスターと葉書だけという選挙活動で、その費用はわずかに約8万7千円。
映画では、そのポスターがはがれているのを直しに行く途中の走行距離15万キロの山内さんの自家用車での話が多く、それと他の候補の演説である。選挙活動という公的な活動にも関わらず、自民党の二人の候補から撮影をやめるように言われたが、監督兼撮影の想田さんは撮り続けた。
そして、選挙結果は、投票率が44パーセント台と低迷し、山内候補は1306票を獲得したものの、最下位当選者からは4000票あまり離されてしまい、落選。
映画を通して、今の日本の選挙のおかしさがわかるだろう。それは、公職選挙法がおかしいということになるが、なかなか改正されない。それはそうだろう、今の選挙で何度も当選している政治家からすれば変える必要性はあるわけが無い。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寄りかかり寄りかかられ | トップ | 育児 あみプレミアムアウトレ... »

社会(政治経済等)」カテゴリの最新記事