本書は、「男性と男性性の多様性を捨象することなく把握する」という学問的課題に社会学の視点を含んだ立場から「男性」を考察している。第1章及び第2章は理論、第3章では「男性性」が仕事場への「包摂」と家庭や地域社会からの乖離が内包されていること、第4章で(定年後の男性の地域活動を検討することにより)男性性の変化可能性について論じ、第5章でオタクへの差別に関する分析を行い、最後の第6章で恋愛観と結婚観との . . . 本文を読む
放射線測定の世界的な第一人者である岡野先生が、「放射線の歴史と認識」(第一章)、「環境の放射線を知る」(第二章)及び「子どもたちを放射線から守る」(第三章)ことを書いたのが本書です。
岡野さんは、放射線から身を守る方法として、次のことをあげています(112頁)。
1)外部被曝と内部被曝の数値を知ること
2)(その数値を知るための)適切な測定手段等の情報を可能な限り手に入れること
3)上記1 . . . 本文を読む