2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

再度の放射性物質を含んだ水の放出

2011-04-05 18:31:26 | 社会(政治経済等)
昨晩に続いて、本日も、放射性物質を含んだ水約2800トンを海に放出したそうだ。それも基準値の約500倍の放射性物質を含んだ水である。そんなことをしておいて、海産物に影響ないわけがない。半減期がくれば半分になるからと言うのが根拠らしいが、食物連鎖により、当初の濃度よりも何倍、何十倍となるのは水銀汚染やダイオキシン汚染で経験済みである。まして、水の流れが完全にはわからない太平洋への放出。誰が責任を取れ . . . 本文を読む

土俵際の福島原発

2011-04-05 07:57:51 | 社会(政治経済等)
ついに禁じ手である基準値約100倍の放射性物質を含んだ水約1万トン超を海に放出した。つまり、原子炉の冷却を続けるために、依然として、外部の水を必要とし、原発内部の冷却装置が機能していないか不十分であることを露呈した。原子炉冷却には数千トンの 水が必要だから、いずれまた、今回と同量の水の海への放出は避けられないはずだ。残念ながら、それよりも高レベルの放射性物質を含んだ水の海への流出も止まっていないこ . . . 本文を読む

読書 高木仁三郎著『原発事故はなぜくりかえすのか』(岩波新書)

2011-04-05 07:16:38 | 読書
本書は、脱原発のために運動をしてきた高木さんの遺言といってよいだろう。 繰り返される原発事故の原因は、「議論なし、批判なし、思想なし」(第1章のタイトル)と「自己検証のなさ」(第5章のタイトル)に凝縮されていると言えるだろう。 もし、高木さんが生きていたら、昨晩実施された基準値の約100倍の放射性物質を含んだ水1万トン超を海に放出せざるを得ない深刻な事態に至った福島原発のことをどう考えるだろうか。 . . . 本文を読む