春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

残された時間の話。

2009年10月28日 | 想うこと感じたこと
今日は父と二人で入院している病院の先生と病状の説明をしていただきました。

心臓手術を受ける母には聴かせるわけにいかないので、父と二人だけで聞きました。

だいたいのことは分かっていました。
どんな内容かは。

父も私も。

「今年初めて当院受診された日から、悲しいけど、余命を告げる時計の針が動き出しています。まだ元気なうちにやらなければいけないこと、やりたいことをしっかりとやって下さい。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そうかあ。
そうなんだ。

父はしっかりと受け止めていました。
もうずっと前から。

「お父さん、お母さん以外の子供は全員お父さんの病気のことは分かっているから何でも言ってよ」

父はずっと笑顔で、「先生僕の病気は珍しいからどうぞ、学会の発表に役立ててください。そして資料を一部僕にも読ませてくださいね」

・・・・・・・・・・。
きっと父がぐっと落ち込んで病状を聞いたら、私も冷静に聞けたかわかりませんが、狭い病状説明の部屋は和やかなそして穏やかな時間が流れていました。

考えてみたら、命ある人はいつかは、天に召されます。
馬場さんの「いつか君に追い風が」から言葉を貸していただくとしたら、、誰もがみんないつかは星屑になる、神様が決めたゴールまで歩いて行かなければならないんですよね。

きっと今元気な人は、そんな日が来ることなんか真剣には考えないでしょう。

残された時間が初めて分かったときに初めて気づく時間の大切さ、健康のありがたさ・・・。

くよくよばかりするのではなく、限られた時間を惜しみながら大切に積極的に生きる。

父はそんな風に過ごしています。
あえてたくさんの人にあい、多くの場所に出かけ、ずっと先の予定を入れる、予定がダメになってもくよくよしない。

父がこんなに強い人とは今まで思ったことがありませんでした。


いつも素敵な励ましのメールをくれる友人が「今まで聞いたことのなかったお父さんからのお話をたくさん聞いてください」と言ってくれました。

父に会うときは私も暗くならないよう、「元気」をお土産に持って行こうと思います。

「悩みも何もない世界に行きたいねー」と、今日も友達にメールしました。

彼女もまたどうしようもできない悩みを複数抱えています。

コブクロのツアーが今も開催中なのに、私は遠い世界にいるような気がしています。

ライブには次いつ参加できるかわからないけど、はっきりしない予定として、楽しみにとっておきます。

今日もちょっと重い話になってごめんなさい。

どんな時も意味のない風は吹かないはずだから。
「風」でコブクロの二人がそう教えてくれました。

いつかきっとまた心から笑える日が来るはず。なんです。

きっと。そうでしょう。

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5 コメント

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きっときますよ、心から笑える日 ()
2009-10-29 23:02:27
近しい人の死にゆく様にふれるたび思うことは、どんな死を迎えるのかはどんな生き方をしてゆくのか、、、ってことなのかな、と感じています。
どうぞ今きょうちゃんのできることを、やるべき一番いいだろうことを思い切りしてくださいね。
問題山積み、心も身体もくたくた、そんな時には馬場さんの声♪が心に染み入ることでしょう。明日の朝一番のきょうちゃんに「今日もきみが好き」を贈りたいです。
おやすみなさい。。。


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Unknown (aporo)
2009-10-30 01:33:25
馬場さんの「いつか君に追い風が」♪
↑の部分!!
私が初めてこの曲聴いた時に泣きそうになった部分です。。
6月か7月ぐらいかなぁ。私が仕事で結構しんどい時。
実家に帰ってよくコブクロのDVDや録画してたものを見てたんですけど・・・
馬場さんの番組も録画してて、、、
あれはSONGSかな!???『いつか君に追い風が』も歌ってて
何度も何度もリピートして泣きそうになって。。

なんでかな。別に心境にあってるわけでもないけど
頑張らなきゃな、前に進まなきゃな。
くよくよしてなんかいられないな!!
って思えたんですよね!!

あの馬場さんが歌ってたからかもしれないんだけど
本当に“あの時”を乗り越えれたのはこの曲かなぁ~って思います!!(←自分のことばっかですね。。)

きょうちゃんさん。今一番おつらい時かもしれませんが
きょうちゃんさんもお体壊さないようにしてくださいね^^
話を聞いてくださるお友達が今のココロの癒しですね!!
そんな時間を大切に♪

長々失礼しました。。
ちなみに今日は昼過ぎから岡山へふらふら出歩いてきます^^☆
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Unknown (きょうこ)
2009-10-30 13:59:13
朝夕冷え込んできましたね。
「受け入れる」という事は本当に力がいることだし、なかなか出来る事ではありませんよね・・・。私も少し違いますが祖母の事で今バタバタとしています。
残りの時間の大切さ・・・痛い程わかります・・・。
自分に何が出来るのか。何をしてあげられるのか??毎日考えずにはいられない日々です。。。
すいません・・・愚痴みたいになっちゃいました><

きょうちゃんさんの「元気」のお土産。きっときっと伝わると思います。
きょうちゃんさんも風邪などひかれませんように。体調には気をつけてください。
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ん~ (アルけん)
2009-11-01 00:45:06
なんとコメントしていいのか?正直悩みましたが

ちょっと見方を変えて考えてみると
自分の死期がわかればもちろん不安もあるけど、逆にやり残したこと・やりたいことを計画的にこなしていける。
突然に死を迎えると不安に押しつぶされることはないのかもしれないがやり残したことに悔いを残すかもしれない。
ならばどちらが幸せなんだろう?
自分ならどっちを選択するかな?
今は空想だけどそれが現実の出来事となるとそんなに簡単な問題ではないことも当然。
だけど死期を知らなければ一生懸命に生きようとしないだろうな…


僕の父は僕が中1の時、突然に死を迎えた。
父は納得できたのだろうか?

今となっては父に何もしてやれないけど
きょうちゃんは、ねっ!(o^―^o)ニコッ
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ありがとうございました。 (きょうちゃん)
2009-11-02 00:14:27
重いお話なのに、温かいコメントありがとうございました。

心さんソムリエありがとうございます。今日も君が好き大好きな曲です。さっそく聴きましたよ。元気でました。朝のテーマですよね。


aporoさんありがとう。
馬場さんの曲って本当に不快と最近つくづく思います。出会えてよかった。

きょうこさんありがとうございます。
おばあちゃま体調を崩されているんでしょうか?
子育てだけじゃなくいろいろ考えることが多くなりますよね。一緒に頑張ろうね!!

アルけんさん。お父様そんなにお若い時に・・。
今日ある本を読みました。
人間は生きている間は修行なんだと。
なくなるってことはその修業を終えたことでその死が早くても突然でもその方の天寿を全うされたということになるそうです。
そして魂は必ず生まれ変わり、また出会えるそうです。
本当ならいいですね。

読んでくださった方もありがとうございました。

私元気です。
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