春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

孤高のメス観てきました。

2010年06月09日 | 馬場俊英さん
馬場俊英さんの「待ち合わせ」がイメージソングになっているということと、堤 真一さんも大好きな俳優さんだし。友達をさそって行ってきました。

映画館につけと、いきなり馬場さんの声が聴こえてきてテンションが上がりました。

ちょっぴりネタバレ含みます。

堤さんが最初赴任してきた、田舎の病院での手術シーン。
私は「今」の手術場のことはしらないけど、まさしく、私が看護学生の頃、実習で入ったオペ室の風景でした。
手術は主に(たぶん今もおんなじだと思うけど)イソジン(茶色の消毒薬)でブラッシング(手洗い)してオペ室に入る人は、術者(手術を行う医師・介助の医師)
直接介助(わたしらは直介て呼んでました。)のナース。この人は医師に器具を直接手渡します。
この手洗いした人たちは手を洗ったら手を下げちゃダメなんです。
ブラッシングしたあとも水気をふくとき、必ず手先から肘に行って、戻ってはいけません。一方通行です。

グリーンの手術衣をすでにガウンと手袋をつけた、直介のナースにドクターが手渡されます。

それをうけとると、慎重にひろげ、手洗いをしていない、外回りのナース(間接介助・間介といいます)にひもを持ってもらい、着せてもらうのです。

お互いに触ったらダメな箇所があって、よく練習をしたものです。
手術室には清潔区域と不潔区域があって、手洗いした人としていない人が協力して進めていきます。

麻酔医は手洗いをしていなくて、患者さんの血圧などの管理、点滴や麻酔の管理をします。

間接介助のナースさんはとっても忙しくて、時間をはかったり、出血量をはかったり、映画のなかでガーゼを集めるシーンが出てきますが、ガーゼに染み込んだ、血液の量を計ったり、傷のなかにガーゼが残っていないか、正確な枚数を数えたりしなければ行けません。
ドクターの汗をふいたり、無影燈という、術野を照らすライトも調節したりします。

直接介助のナースは、あらかじめ手術の勉強をしておき、その手術に使う道具を揃えたりしてドクターを助けます。

映画ではたくさんの鉗子が出てきました。

クーパー、ペアン、モスキート、コッヘルなど懐かしい響きでした。

まったく映画の予習をせずに臨みましたが、笑えるシーンあり、泣けるシーンあり、感動シーンあり私なりにキーワードは「命」「繋がり」というものを深く感じる映画でした。

映画をみながら、学生時代実習した、モスキート(蚊みたいに先がキザキザしてる)を「モース」って言ったり、動脈留針のこと「りゅうしん」って言うを外科医の先生につくときに、針に糸をつけてわたす練習をがんばったこと。
仏のように優しい先生もいたっけ。

脳外科の手術を見学にいったら、途中脳外科の先生が間介のナースさんに電話をもってこさせて、近くの食堂から出前の電話をみずからかけてくれて、「学生さん二人に卵どんぶりを」ってご馳走になって嬉しかったことなど思い出しました。

冗談ばっかりいうドクターとか、冷房の温度を18℃にしないとあせだらけになるドクターとか、いろんな癖のあるドクターがいました。

馬場さんのうたは劇中にはかからなくてちょっと残念でしたが、オススメ映画でした。
映画を見終わり、スーパーにいったら、岡山県警がこんなポスターを作っていました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イメージソング (アルけん)
2010-06-10 00:24:14
友達のヘッズさんが怒ってメールして来ました

1回も流れなかった~って(笑)

イメージソングと挿入歌は違うんじゃない?と、慰めときました(爆)
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アルけんさんへ (きょうちゃん)
2010-06-10 08:00:31
おはようございます。
コメントありがとうございます。
私は全く予習不足でイメージソングじゃなく主題歌だと思って行ったので、映画の本編は素晴らしかったのですが、馬場さんの歌がたくさんいけなかったのが残念でした。
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早速! (lionrose)
2010-06-10 20:36:22
きょうちゃん こんばんは。
早速 映画行ってこられたんですね。

私のように 医療について知識のない者と
きょうちゃんとは、目線や感じ方は全く
違うでしょうね。

私は、いつ行こうかなと想ってるところです。
もちろん 夫婦◎◎割引でね(笑)!
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らいおんさんへ (きょうちゃん)
2010-06-11 22:55:50
ありがとうございます。
ぜひ見に行ってくださいね。


ハンカチ必須です!
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