鯖のエピソード♪

スーパーで鯖の 三枚おろしをカゴに入れたとき、いきなり「すみません！」と私に声をかける人が！

顔を向けると全く知らない主婦風の方でした。

「あの～鯖ってどうやって料理したらいいですか？」

私は「え・え・え・魚屋さんのコーナーの人じゃなく、わたしにきく？
この方鯖の調理法がわからないなんて、もしかしたら外国の方だろうか。」

と色々頭で考えて「え？」という言葉で返しました。

「今朝 あさいちで、鯖がいいっていっていたんですが、いま旬なんですか？」

と次の質問に。

「旬かどうかはっきりわからないけど、やすいし、脂がのってそうだから、旬でしょうかね」

「私 小さい頃鯖で蕁麻疹でちゃって。

それ以来一回も食べてないんです。
そのせいで、家でも作らないから、うちの子、まだ鯖を食べたことないんです。

小さい頃からいろんなものを食べさせた方がいいって聞くし、あさいちで鯖がいいっていうから、このままじゃいけない。がんばって鯖を調理してみようって思ったけど、どうやってたべたらいいのか」


なるほど～。意を決して鯖をかいにきたものの、なかなか踏み切れないところに、私が鯖をカゴに入れたもので、きっとその方は「縁」を感じたのではないでしょうか。


そして私はノー垣根な感じのゆるいおばさんだから、聞きやすかったのでしょうね～。

色々頭の中でこの方の鯖にいきつくまでの苦悩を想像し、説明することにしました。

「まず。塩をして、グリルやフライパンで焼いて食べるのが簡単です」


「え～塩だけで食べられるんですね」
とても真剣に驚いてくれました。

「実は昨日も食べたんですけど、昨日はお酒 醤油 生姜汁に漬け込み、片栗粉をまぶして竜田あげにしました。これは、こどもにも好評でしたよ」

必死に調味料を聞き返してこられました。

「でも今日はさっき美容院で雑誌に簡単な味噌にの作り方があったから、作ってみようと思ったんです」

というと私の手を握り「味噌煮～！実は私それを作りたいんです～」
って目を輝かせて！

「水一カップと生姜のスライスを入れて煮立ったところに鯖を入れる。そこに。

いいですか。四つの調味料です。

味噌 醤油 砂糖 みりんを大さじ２杯ずつ入れた調味料を混ぜて、鍋に入れて煮るんです」

「え～分量もう一回。魚は水から入れたらだめですか～」


「だめです。生臭さが汁にでるから、沸騰したとこにいれるんですよ」

「わかりました。やってみます。初対面なのにいきなり色々聞いてごめんなさい」

「がんばって美味しいの作ってくださいね」とまた握手して、別れました。

何だったのでしょう。
やっぱり魚屋さんに聞いた方がよかったのでは。と思いましたが、鯖を買うことを私に背中を押された感じがしたんでしょうね。

ちょっと面白い光景だったから書いてみました。
追記

今日は二ユースペーパーの土谷ひろしさんのお誕生日です！

ひろしさんおめでとうございます！