春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

よしこちゃん

2012年01月15日 | コブクロ
看護学校のときのともだちからきいた…。


よしこちゃんが亡くなった。

よしこちゃんは佐賀の出身だった。
初めて入った寮でお向かいの部屋だった。

大きなきれいな瞳の人でした。

みんなすごいホームシックで実家から電話がかかってくると、誰かの部屋で泣いた。

一緒に。

教室で授業しているときも先生が「お母さん」という言葉を発しただけでみんなうるってきてた。

みどりちゃんというお化粧の上手なこにみんなでお化粧をしてもらった「たぬき」みたいな顔した写真がどこかにあるはず。
よしこちゃんは目が大きくて髪が黒くて美人さんだったから、とってもきれいだった。

連休や夏休み実家に帰るとよしこちゃんは佐賀錦という高いお菓子を買ってきてくれた。
お母さんが持たせてくれた、有明海ののりのてんぷら。
塩がまぶしてあってとっても美味しかった。

薬学を教えてくれていたおじいちゃん先生が大好きだった。

そのおじいちゃん先生はとても優しくてかっこよくて、きりんの目みたいに長いまつげをしていて、クラス全員大好きだった。

きねやっていう喫茶店に行って僕の名前を言ったらあとで支払うからご馳走してあげようといってくれて、みんなで行った。
「しかし、みんなかわいいなあ」が口癖だった。

私が一人で買い物にいっているときに薬剤師のおじいちゃん先生にあったらそのスーパーにあった喫茶店でなにかをご馳走してくれた。
「困ったことがあればなんでも相談してくれたらいいよ」とほんとに神様みたいに優しいおじいちゃんだった。

よしこちゃんには卒業以来ずっと会ってないと思う。

まだ詳細がわからない。
転移するようなたおもい病気になっていたらしい。

久しぶりの友達との電話。
よしこちゃんのことをたくさんはなした。
むこうはお子さんのサッカー場だったから、あんまりしんみりならないよう、努めて電話を切った。

電話をきったら優しいよしこちゃんの顔ばかり浮かんで涙が溢れてきた。

よしこちゃんは優しい人だった。
いい思いでしかない。

よしこちゃんこんどいつ会えるか、わからんけど、たくさん話をしようや。

わたしも頑張る。
看護学校の一年生の11月載帽式といういよいよ臨床実習(実際の病院)に入る前のナースキャップを授与してもらう、静粛な式があった。

校長にナースキャップを被せてもらうんだけど、そのときあんまり前につけられるとおかしいからぐっと頭を突っ込む練習を紙でナースキャップをつくってみんなで練習をした。
看護学校の二年か三年のときに玄関でとった写真。
時計のそばにいる背が高い人がよしこ。
そうだ、よしこってよんでた。

よしこのとなりのとなりが私です。
二十歳くらいだった。

よしこ。
お疲れさま。
また会おうや。

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