若い人の中には役者・渥美清が演じた「男はつらいよ」を
知らない人も居るのかもしれない。
渥美演ずる主人公「寅次郎」は、通称「フーテンの寅」。
職業が「テキヤ」という異色人情ドラマであり、私が１２歳の
頃からずっと愛した映画である。（５０作品全て観ている）
寅さんには妹・サクラが居る。
兄とは腹違いの妹で、フーテンの兄とは違って真っ当な
女性である。駄目駄目人間の兄を常に庇う心優しい妹を
演じている。
わたくし、あいざわぶんにも妹が居て、彼女の常套句は
「元気ならいい・健康ならいい」である。
どうやら妹にとって私とは寅さんと似たような存在らしい。
以前に当ブロクで書いているが、寅さんは遠くから見て
いると、「世間とズレていて面白い人」で済む。
だが、親子だったり兄弟だったり近くに住む親戚だったり
すると厄介な存在になる場合だってある。
それはその厄介者の脳の具合に大きく関係するのは言う
までもない。
物語「男はつらいよ」は、そういう人物像を真綿で包んで
人情コメディにした作品と言っていいだろう。
さて、寅さんは架空の人物だが、実物はこの世に数％の
割合で存在する。私の周りにも何名か居たのを認識して
いるし、皆さんの周りにも必ず居る筈である。
「いや、居なかった」と言う人は、鈍感なのかもしれないし、
御本人が実は寅さんなのかもしれない。
さて、何故「寅さん話」をしているのか、察しのいい人は
ピンと来ている筈である。
以前、当ブロクでも指摘している「フワちゃんは毎日毎日
必要ですかね」と書いた件に繋がるのである。
で、ついに、問題になってしまったようだ。
急に売れ出した同業女性に単なる嫉妬心で、書いては
いけない文章をSNSに出してしまったのだ。
そしてフワちゃんは、これでもかと叩かれている。
（えっ～? フワちゃんを起用するかなぁ）と、私は秘かに
思っていたが某スマホ企業はCMに採用し、今回の件で
フワちゃんに対して激怒しているそうな。
（あんたたちにも問題はあるよ）と、私は思うのである。
私個人は、彼女の飛行機内での行動を記事で知った時、
（ああ、やっぱり）と確信に至っていた。
だから、彼女が何度も何度も問題を起こしていた、と今回
知った時に、許すべきである、と既に結論は出ている。
だって彼女は「寅さんに近い人」だから、しょうがない。
そんなに厳しくあげつらうのは、どうかな、と思うわけ。
で、私の近くに居たとしたら吾が妹と同じで、「うん、元気
ならいいよ」と言うのかもしれない。
何も知らず、何も気付かない時点で、至極当然の感覚で、
「あの態度は駄目だ」と某柔道選手も非難されたのだ。
気付いてしまえば、非難するのはやめとこう、と思う人も
多いのではなかろうか。
これは、某柔道選手を差別しているのではない。
それから、某柔道選手の脳がどういう脳なのかを私が知る
ことも不可能である。
しかし、どう思おうが、どう位置づけるかは、それは私の
自由なのであり、寅さんに近い人なのだろう、と思う。
だから、あまり過激に行動を問題視するのはやめようよ。
寅次郎が柴又に旅から帰って来ると、一人だけ大喜びを
する男が居た。
寅次郎に唯一説教ができる和尚さんが居て、その寺に
住まう寺男「源公・げんこう」である。（寺男は下男である）
駄目人間同士のやりとりは、映画の中では一分か二分の
ことだけど、人の世を確実に描写していたのである。
【お詫び】昨日の分に写真２枚を添付するのを忘れて
ブログ更新してしまいました。本日昼に気付き、慌てて
添付しました。すずかこ君の可愛い短冊、見て下さい。
