おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

昨夜の読書は幕末の勘定奉行「川路聖謨」の話

2019-04-12 15:19:07 | 読書
昨夜は久しぶりにのめり込んで一気読みしてしまいました。
おかげで今朝は少し眠いです。

なかなかの秀作です。
幕末は門閥や家柄にとらわれず、優秀な人材を広く登用した時代でもあったわけですが、
それは各藩だけではなく幕府政権側でも行われていたもので、
その典型的な代表官僚の例として、時の勘定奉行である川路聖謨について、
開国を迫るロシアのプチャーチンとの困難な折衝から話が始まります。

ただの出世意欲の塊ではなく、日本という国の舵取りを真剣に考えて最善を尽くしている川路聖謨。
今の”忖度官僚”と言われている連中に読ませたい本でもあります。
興味がありましたら、立ち読みなどではなく、
図書館で借りるかして、
腰を落ち着かせて読んでください。
いい本です。


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