ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

逆説、こうすればなれる認知症

2018-02-13 06:17:35 | 雑感
 廃用性○○という医学用語がありますが、使わなければ身体も頭も何の用もなさなくなることを意味しています。例えば、上げ膳据え膳やら、身の回りの世話やらを、自身で一切身体を使わなくて済むよう完璧にしてあげたら、間違いなくその相手は廃人になるそうなのです。絶対無罪の完全殺人を企てようとするなら、一度試してみる価値があるのでは?

 悪い冗談はさておき、現実問題としてこんなことは実行不可能でしょう。ところで以前、認知症になりやすい環境には次の3つの悪条件が必須だと読んだことがあります。

 ● 気の置けないお喋り相手が近隣にいない
 ● 住み慣れた場所から離れる
 ● 自分で財布を握っていない

 上の2つの条件を同時に満たす場合と言えば、遠くに住む子どもが一人暮らしの親を気遣って自分の所に引き取る場合でしょうか。そうなればなったで親の方は、周りに気兼ねするばかりで孤立感に苦しむことになりかねません。良かれと思ってしたことが仇となる事例と思います。

 そういう意味では、色々難ありと言われていても老人ホームへの入所の方が、覚悟を決めてのことなのでまだマシなのかもしれません。たとえ一人暮らしでも、近くに馴染みの友人がいて住み慣れている場所というのがやはり一番でしょうか。
 
 三番目に挙げたのは、自分の自由になるお金を取り上げられることを意味します。現代は、お金が万能の神ですから、お金が使えなくなるというのは神に見放されたも同然なのです。そうなった当人は堪ったものではありません。確か、これがボケの促進に一番効くと言っていたような、・・・そんな記憶があります。

 認知症に上の3つの条件がすべて揃う必要はありませんが、これらのことには十分心しておきたいものです。

 結局、貧しくとも住み慣れた家で、多少の蓄えを命綱として気儘に暮らす。やはりこれが一番! それには毎日の歩きで足腰を鍛えておくことが肝腎で、その意味でも道のゴミ拾いは打って付けなのですネ。



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