ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

形から入れる行動ならば変えやすい

2020-06-12 06:02:05 | 世相
 新型コロナの大流行を目の当たりにし、私たちは今、生活様式(行動様式?)を一変させています。

 ほんの半年前の頃なら、どこでも当たり前のことと聞こえていた言葉、
「他のお客さんが座れるよう座席を詰めてください」、
「花粉シーズンでもないのにマスク(で顔を隠す)なんて怪しい」、
「食事の前ぐらいは手を洗いなさい」。

 その真逆の言葉が今、新型コロナの感染から身を守るために提唱されています。新しい生活様式として日常的に守るべき基本ルール、ご存じ次の3つの言葉です。

 ● 人と一定の社会的距離を保つ(ソーシャルデスタンス)
 ● マスクを着用する
 ● 物に触ったらマメに手指を洗う

 以前ならこれらの言葉には、それぞれ “よそよそしい”、“あやしい”、“めんどうくさい”、こんなネガティブな反応があったはずです。それが今では至極当たり前のこととなり、むしろ守らない方が白い目で見られるようになっています。

 私は、とかく流行には疎い方で、新しいものに即飛びつくことはありません。そんな私ですから、上の3つを行動に移すのにも随分時間がかかりました。3つ一遍に始めたわけではなく、大きな出来事が起こるたび、一つひとつやらされたようなものです。

 最初は、2月末に北海道であった国内初のクラスター発生でした。以来、AAのミーティング出席を取りやめ、しばらく様子を見ることにしました。

 次いで、3月上旬に市内初の感染者が出たことです。以来、市役所にアルコール消毒剤が常備され、手指の消毒をマメにするようになりました。それでもマスクはまだでした。

 3月29日の志村けん氏の死亡報道、感染者急増を受けた4月7日の緊急事態宣言、さらに4月15日には毎日通っていた市役所ロビーからの新聞撤去・座席削減へと続き、やっとマスクを着用するようになった次第。

 最後はゴミ拾い休止です。ゴミを介して感染の恐れがあると家族に非難され、遂に4月23日、泣く泣く休止としました。

 かくも、私が3つのルールを実践するまでほぼ1ヵ月半かかっています。馴染んでしまった今では、私もマスクをしてない人を見ると違和感を覚えるようになりました。

 結果こんなふうになれたのは、脅威が身近に迫っているという危機感が一番だったとは思うのですが、取るべき行動が具体的で見えやすかったことも大いに背中を押してくれたと思っています。

 形から入れる行動は、普通、具体的で見えやすい行動です。一旦身に付いた行動が習慣化してくれたら〆たもの、ものの見方・考え方まで自然に変えてくれます。そのいい例がこの私でしょう。

 ところで、この “形から入れる・・・” は、再飲酒に悩むアルコール依存症者にも当てはまると思っています。

 形ばかりでもいい、辛抱しながらでも自助グループAAのミーティング(自助会の例会)に通うことです。少なくとも3、4年間通い続ければ、必ずや飲まない生活に変われます。

 そんな人を何人も見てきました。これも経験者の私が証人です。
物事は、やってみなければわかりません。屁理屈ばかり捏ねていても何も始まりません。念のため。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
決意しました (ひでちゃん)
2020-06-15 16:29:17
 私は、今日から禁酒します。
資格の勉強をしなければならないからです。誓います。絶対に今日は飲みません。
返信する
Re.ひでちゃんさんへ (ヒゲジイ)
2020-06-15 19:10:44
コメント、ありがとうございます。
有言実行の心意気、応援します。

>絶対に今日は飲みません。
今日だけとは言わず、しばらく続けてみてください。
身体がボロボロだった私でも、
酒を断って3ヵ月したら、
体調が頗る良くなり、血圧も下がりました。
禁酒は、資格試験の援軍になってくれると思います。
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