国民健康保険に高額療養費制度があること、ご存じでしょうか?
医療費の自己負担分が一定額(私の場合は5万8千円弱でしたか?)を超えると、超えた分の金額が戻って来る制度のことです。
今の今まで私は、月々に掛かる医療費についてのみの適応で超過分が払い戻されるもの、とばかり思っていました。ところが、年単位でも同様に支給されるようなのです。
先日、市役所から私のところに『高額療養費(外来年間合算)支給見込額のお知らせ』が届きました。支給見込額が決まったので、振込先の銀行口座番号等を記入して返送するようにとの由。
月々の高額療養費支給の通知はチョクチョク受取っていますが、年間合算についての通知は初めです。払い戻しは銀行振り込みなので私の口座番号は既知のはず。なので早速、市役所に問い合わせてみました。
すると、高額療養費支給は月々の超過分ばかりでなく、1年間合算した場合についても別途支給(今回は1万6千円ほど)される仕組みになっているというのです。
1年間の合算なんて、余程の大病でもない限り滅多に適応されるものではありません。だからこそ、生死の確認も兼ねて銀行口座番号についても改めて照会しているとのことでした。
ところで、通知に記されていた合算期間は去年の九月から今年の八月まででした。
丁度この時期は、食道がんの診断・治療や原因不明の胸痛、転倒による左膝の故障などが集中した期間に当たり、掛かった医療費もそれなりに高額となりました。
合算方法は恐らく、移動平均を算出するときのように、月々に掛かった療養費を過去1年間遡って移動合算し、一定額を超えた期間について支給対象にするしくみのようです。
月々ばかりか年間についても対象とするこの高額療養費制度は、病気で困窮している患者を少しでも経済的に救済しようとする実にキメの細かい支援制度だと思いました。
どうですか皆さん、国民健康保険制度がこれほどまでに “至れり尽くせり” だったとは! これを知った今、老後の不安も少なからず軽くなったのではないでしょうか?
昨今、役所のデジタル化が叫ばれています。
「こんな場合こそマイナンバーを活用すべきでは・・・」と皮肉ってみたのですが、担当者レベルに言っても詮無きこと、それ以上のツッコミは止めときました。
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