我がマンションの敷地の隣にコンビニがあります。コンビニの周辺はご想像通り、吸い殻やプラ包装ゴミのポイ捨てが絶えません。
恰好のポイ捨て場所は植え込みの陰というのが定番ですが、その植え込みがマンションとの境界や、コンビニとその前の車道との間にもあるのでなおさらです。
つい最近も、こんなことがありました。
私がマンションの敷地を出たところ、境目付近に家族連れらしい男女がたむろしていました。内2人は母親らしく、他は彼女らの子ども達のようでした。
子ども達は、雰囲気からして知恵遅れの障碍児らしく、年長者は中学生ぐらいの背丈の少年でした。
その年長の少年、手にカップ麺と箸を持っていました。コンビニで買ったものを食べ終えたばかりだったようです。
「その辺に捨てときぃ!」
と、母親らしい1人がそう命じていました。
そう言われた少年は、ちょっと躊躇いつつも少し離れた植え込みの陰に捨てようとしていました。
「ちょっと、そんなところに捨てるの?
直ぐそこのコンビニ(の店内)に、ゴミ箱がありますよ!」
と、咄嗟に口に出た私。
「ほらー、コンビニにゴミ箱あるんやて。捨ててきぃ!」
と、これも再び件の女性。
この白々しい言い方に呆れるやら、情けないやら。私は暗澹たる気持ちになりました。
今どき、コンビニにゴミ箱常備は常識。たとえ店先になくても、お店の中には必ず置いてあります。こんなことも知らない大人が、今の世の中にまだいるなんて信じられません。
身内の大人がこんなチャランポランで、そんな大人から教育を受けたとしたら、子ども達の将来は一体どうなるのでしょうか?
その後どう始末したのかを見届けることなく、私は割り切れない気持ちのままその場を離れました。
便利さにドップリ浸かり、面倒なことは悉く嫌う。今どきの世相そのものです。この日の出来事は、現代社会の縮図を見ているようでした。
そんな時代だからこそ、思い切って声をかけることも必要だと思うのです。ただし、あくまでも時と場合と相手によりけり、・・・ですよネ。
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