手術から丸2週間経ちました。何らかの参考になると思い、記憶が薄れない内に手術の内容を記録しておきます。
診断名は腰部脊柱管狭窄症と腰椎変性すべり症。高齢者の座骨神経痛の多くは、これが原因だそうです。
術前のMRI画像では、他の脊柱管は白く映っているのに、第4・第5腰椎の脊柱管だけは黒く潰れていました。これじゃ身長が、現役時代より3 cmも短くなったのも頷けました。
受けた術式は二つ、腰椎前方後方同時固定術と腰椎後方除圧術です。どちらも根治手術、つまり正常に近い状態に治す手術です。
術前に受けた説明と術後に撮ったX線画像から、私なりに理解した手術の内容とはこんなものでした。
先ずは、椎体間を固定する腰椎前方後方同時固定術についてです。
最初に、第4・第5腰椎の椎体間に小さな箱状のものを挿入します。次いで、二連の洗濯ばさみ状の器具でそれぞれの椎骨を背面から挟み、それぞれの骨にボルトでインプラントします。
もちろん、これらに使用する器材はすべて人工骨で、ほんの一部自家骨も使用したようです。これが腰椎前方後方同時固定術です。
他に、第5腰椎と第1仙椎間にもすべり症があるので、それぞれの骨(?)を少し削り取ることもやったようです。これが腰椎後方除圧術です。
これらの手術は、左脇腹から内視鏡を入れ、右を下にした横臥状態で実施されたものです。
皮膚を大きく切開して病巣部位を露出させ、両手で行ってもむずかしい手術なのに、いかに練度の高い整形外科医とは言え、これを内視鏡下でやるとは! まさしく熟練医師のなせる技、ただただ感心するばかりです。
私はと言えば、午前10時前に全身麻酔が始まったことぐらいしか覚えておらず、その後の術中のことは何も覚えていません。
手術には3~4時間かかると言われていました。麻酔から覚めたのは午後2時過ぎでしょうか、正確な時刻はわかりません。病室のベッドでは痛くて寝返りも打てず、膝を立てることさえできませんでした。
ところがどうでしょう。翌朝、導尿カテーテルを抜かれるや早速、歩行器を使ってトイレに行くことに。リハビリ始めにしては結構しっかり歩けることに感動しました。
それでもトイレに入った途端、便器まで間が持てずについ漏らしてしまいました。手術(麻酔?)の影響がまだ残っていたのか、とんだオチが付きました。ヤレヤレ。
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