今回は、前回記事の続きです。
私は、AAのミーティングの司会など強いストレスのかかる仕事を、酒断歴の浅い人に任すべきではないと考えています。ドライドランクとして知られている情緒不安定な時期が、酒断歴の浅い人にはよく見られるからです。
休止中のAAのミーティングの穴埋めに始めた “三人会” で、私はこの問題を話題に取り上げたのですが、・・・。
酒断歴の浅い人が司会をしたがるのは、単に承認欲求が強い資質のせいじゃないかと主張するU 氏に対し、私はこう持論をぶつけてみました。
「ドライドランクって、実はアルコールの後遺症だろうと、
私は思っているんですよ。」
「アルコールの後遺症というのはおもしろいね!」と、 U 氏。
彼の反応を受け、私はこう続けました。
「ドライドランクは、PAWS(急性離脱後症候群)に含まれる症状で、
酔っ払いが、自分は酔っていないと言い張るように、
実に微妙で、自覚しにくいのが特徴のようです。
典型的な症状として、“自信過剰”、“自己憐憫”、“自己万能感”、
“自我の肥大” などが上げられていますが、
“自我の肥大”とか言われても、ちょっとピンと来ませんよねぇ。
単純に、人にお節介を焼きたがること、
それを “自我の肥大” と言うらしいんですが・・・。
共通しているのは、精神的に非常に不安定だということ」と、私。
私は、さらに続けて
「私が、ここのミーティングに参加し始めて半年も経っていないとき、
Uさん、しきりに司会をやってみないかと勧めてくれましたよね?
実はあのとき、ドライドランクの真っ只中にあって、
精神的に不安定だと自分でも自覚していたんです。
強いストレスのかかる司会なんて、後が怖くて、
とても引き受ける気持ちになれませんでした。」
「へぇ、そうだったの?!」と、 U 氏。
私は、なおもこう続けました。
「言葉の意味が頭では理解できるのに、実際はよくわかっていない、
そんな奇妙な時期でもあったんです。
“心の落ち着き” や “楽になった” などという言葉は、
体感的にはチットモわかっていませんでした。
それでもその場の空気に流され、
すぐに人の尻馬に乗ってしまうんですね。
今になって思うと、私と同じような経験をした人って
結構多いと思いますよ。」
実際私は、司会を務めた後で姿を見せなくなった人や、スリップした人を複数人知っています。
U 氏は、これに対しこう応じてきました。
「反論するわけじゃないけど、人それぞれじゃないかな。
ストレスに耐えられない人もあれば、
却ってそれが自信に繋がる人もいるだろうし、・・・
人生って、賭け(が付きもの)だよ!」
年齢で7年、AA歴で13年先輩であるY 氏。氏のこの言葉に年の功を感じてしまいました。決めつけて掛かる私は、まだまだ青臭いのでしょう。
“人はそれぞれ・・・”、“人生は賭け” いい言葉です。
もう一人のメンバー M 氏は結局、何も言いませんでした。
こんな話が出来た “三人会” も先月限りで終わりになりました。卒業というのは、いつでも寂しいものです。
ランキングに参加中です。是非、1日1回下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますと P 加算され、その日の順位が表示されます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ
私は、AAのミーティングの司会など強いストレスのかかる仕事を、酒断歴の浅い人に任すべきではないと考えています。ドライドランクとして知られている情緒不安定な時期が、酒断歴の浅い人にはよく見られるからです。
休止中のAAのミーティングの穴埋めに始めた “三人会” で、私はこの問題を話題に取り上げたのですが、・・・。
酒断歴の浅い人が司会をしたがるのは、単に承認欲求が強い資質のせいじゃないかと主張するU 氏に対し、私はこう持論をぶつけてみました。
「ドライドランクって、実はアルコールの後遺症だろうと、
私は思っているんですよ。」
「アルコールの後遺症というのはおもしろいね!」と、 U 氏。
彼の反応を受け、私はこう続けました。
「ドライドランクは、PAWS(急性離脱後症候群)に含まれる症状で、
酔っ払いが、自分は酔っていないと言い張るように、
実に微妙で、自覚しにくいのが特徴のようです。
典型的な症状として、“自信過剰”、“自己憐憫”、“自己万能感”、
“自我の肥大” などが上げられていますが、
“自我の肥大”とか言われても、ちょっとピンと来ませんよねぇ。
単純に、人にお節介を焼きたがること、
それを “自我の肥大” と言うらしいんですが・・・。
共通しているのは、精神的に非常に不安定だということ」と、私。
私は、さらに続けて
「私が、ここのミーティングに参加し始めて半年も経っていないとき、
Uさん、しきりに司会をやってみないかと勧めてくれましたよね?
実はあのとき、ドライドランクの真っ只中にあって、
精神的に不安定だと自分でも自覚していたんです。
強いストレスのかかる司会なんて、後が怖くて、
とても引き受ける気持ちになれませんでした。」
「へぇ、そうだったの?!」と、 U 氏。
私は、なおもこう続けました。
「言葉の意味が頭では理解できるのに、実際はよくわかっていない、
そんな奇妙な時期でもあったんです。
“心の落ち着き” や “楽になった” などという言葉は、
体感的にはチットモわかっていませんでした。
それでもその場の空気に流され、
すぐに人の尻馬に乗ってしまうんですね。
今になって思うと、私と同じような経験をした人って
結構多いと思いますよ。」
実際私は、司会を務めた後で姿を見せなくなった人や、スリップした人を複数人知っています。
U 氏は、これに対しこう応じてきました。
「反論するわけじゃないけど、人それぞれじゃないかな。
ストレスに耐えられない人もあれば、
却ってそれが自信に繋がる人もいるだろうし、・・・
人生って、賭け(が付きもの)だよ!」
年齢で7年、AA歴で13年先輩であるY 氏。氏のこの言葉に年の功を感じてしまいました。決めつけて掛かる私は、まだまだ青臭いのでしょう。
“人はそれぞれ・・・”、“人生は賭け” いい言葉です。
もう一人のメンバー M 氏は結局、何も言いませんでした。
こんな話が出来た “三人会” も先月限りで終わりになりました。卒業というのは、いつでも寂しいものです。
ランキングに参加中です。是非、1日1回下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますと P 加算され、その日の順位が表示されます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ