ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

性格は顔に出る?

2016-01-15 09:09:11 | 雑感
 “性格は顔に出る 生活は体に出る”

 これは2ヵ月ほど前の昨年10月20日、FBの『おっちゃん、おばちゃんのゆるゆる倶楽部』に掲載されていたオモシロ警句です。この言葉にいたくシビレてしまいました。私たちは他人の顔つきを見て大凡の性格を診たてているのだと看破しています。確かにこの警句通りだと気づかされました。そこで、性格や生活を示唆する顔や身体の修飾語にはどんなものがあるのか、それぞれ列挙してみようと思い立ちました。

 まず今回は、性格を暗示する顔の修飾語にはどのようなものがあるのか、から始めてみようと思います。ズバリ直接的に性格を示す言葉を含んでいては面白くありませんから、できるだけ使わずにやってみようと思ったのですが・・・。ところがいざ構えてみると、これが中々難しいのです。性格そのままを表す言葉はすんなり出て来るのに(当たり前!)、性格の暗示にとどまった表現となると微妙なのです。

 まず手始めに、顔そのものから何が分かるのかについて確認してみます。次の二つの観点(要素)から判断するのではないでしょうか?
 ○顔立ち(生まれつきの顔かたち:外形) 
 ○顔つき(心情を表す顔の様子:表情)
この他に素振り(気配が感じられる顔色・動作)や、顔色(健康状態)で持ち主の具体像が浮かんでくるのだと思います。

 性格というのは、つまるところ何が好きで何を悪む(嫌い)か ―― その人の好悪の感情性向のことです。人は他人の顔つきを見て心情を読み取り、感情が変化する様子から性格を判断するというのが普通ではないでしょうか? 顔立ちそのもので性格が分かることはあまりありません。その一方で、顔つきからはその人の心情が窺えます。平たく言うと、感情こそが顔に出ます。まぁ、顔立ちの印象から性格に当りをつけ、会話をしながらその時々の顔つきの変化を見て、性格を確認するのだと思います。

 そこで、顔つきで分かる心情を大きく 歓・喜・朗、 怒・恐・驚、 安・穏・楽、 悲・憂・困、 理・知・冷、 怪・訝・疑、 品格、 作為的表情、 その他 の9つに分け、それぞれに当てはまりそうな修飾語を該当する分類に列挙してみました。一部に顔立ちも含まれています。私が2か月がかりで何とか思い付くことのできた言葉たちです。

 ここに掲載した修飾語は、“~い” で終わる形容詞や、“~な” で繋がる形容動詞を原則としました。(原則とは、2割程度までの例外を許容範囲とすることだそうですが・・・。)性格そのもの示す言葉を使用しないというのも原則で、どこまで守れたかはっきりしません。正直言ってバンバン出て来ます。それでも必要最小限にとどめたつもりです。性格そのものの言葉に「~そうな」を付けた修飾語、たとえば「陽気そうな」、「凶暴そうな」、「薄情そうな」「意地悪そうな」などが相当しますが、それらは( )内に括って表示しています。


  【歓・喜・朗
    晴れやかな、浮かれた、晴々とした、張りきった、溌剌とした、弾け
    た、清々(すがすが)しい、輝かしい、にこやかな、上機嫌な、楽し
    げな、嬉しそうな、(朗らかな)

  【怒・恐・驚
    険しい、強張った、厳(いか)つい、厳めしい、きつい、殺気立っ
    た、苛立った、勇ましい、ふてぶてしい、憎たらしい、むっつりし
    た、ふてくされた、強面(こわもて)な、尖った、緊張した、引き
    攣った、慌てた、おどおどした、不機嫌な、眼つきの悪い、苦虫を
    噛み潰した、不満げな、悔しげな、ふくれっ(面)
    (気難しい、ひにくれた)

  【安・穏・楽
    和やかな、穏やかな、寛いだ、円満な、柔和な、にこやか、呑気な、
    物静かな、晴れやかな、ほほ笑んだ、おっとりした、安らいだ、爽
    やかな、落ち着いた、満足げな、(温厚そうな)

  【悲・憂・困
    浮かぬ(ない)、さえない、くすんだ、憂い、沈んだ、やつれた、
    くたびれた、陰鬱な、小難しい、頬がこけた、渋い、蒼白な、蔭り
    のある、物思わしげな、思いつめた、辛そうな、落ち込んだ、情け
    ない、悲しげな、寂しげな、つまらなさそうな

  【理・知・冷
    凛々しい、精悍な、冷たい、冷ややかな、引き締まった、キリッと
    した、整った、溌剌とした、(利口そうな、利発そうな、賢そうな)

  【怪・訝・疑
    胡散臭い、にやけた、不気味な、抜け目ない、怪しい、不審な、訝し
    い、怪訝(けげん)な、薄気味悪い、隙のない、油断ならない、
    (意地悪な、ニヒルな、ひねくれた、冷たい)

  【品格
    上品な、垢抜けた、粋な、爽やかな、品のない、間抜けな、締まり
    のない、卑しい、にやけた、しどけない、下卑た、だらしない、脳
    天気な、田舎臭い、鄙びた、泥臭い、粗野な、荒々しい、渋い、つま
    らない、(地味な、派手な、軽薄な、野卑な)

  【作為的表情
    思わせぶりな、もったいぶった、しかつめらしい、厭味ったらしい、
    澄まし(顔)、涼しい、神妙な、剽軽な、ふざけた、おどけた、
    したり(顔)、得意げな、(落ち着き払った)

  【その他
    愛嬌のある、無邪気な、あどけない、おぼこい、生意気な、お茶目
    な、堅苦しい、無表情な、のっぺりした、ぼんやりした、掴みどころ
    のない、大人びた、老け(顔)、(真面目な、無愛想な)


 いかがでしょうか? 語彙が貧弱なもので、この程度しか思いつきませんでした。分類についても、私の独断ですから、他にも適切なやり方があると思います。

 直に顔を見て性格に当りをつけるのは比較的簡単ですが、言葉で描写するのは大変です。画家がデッサンするように、小説家は他人の顔の表情や仕草をメモし、人間を描写する力を鍛錬するそうです。私たちも電車で向かいの席に座っている人や、道ですれ違った人の表情を言葉でデッサンしてみませんか? そんなとき、今回の試みがアンチョコ代わりに重宝できたらいいなと考えています。

 “目は口ほどにモノを言い” といいますが、顔も負けてはいません。顔はその人の性格の一端を明かしてくれているはずです。他人の顔を見たとき、どんな修飾語で描写するのが相応しいか一緒に考えてみませんか? 私のお気に入りは “胡散臭い” です。



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