明治天皇御下命「人物写真帖」
皇居で「人物写真帖」展を開催していることを何かで知り、行きたいと思っていた
先日、天皇陛下が行かれ「この方はお会いしたことがあります」と言われましたと
新聞に掲載されていました 今日の暖かいお天気に誘われたわけではありませんが
皇居まで出かけました 外人を含めたくさんの方が見学に来られていました
△ 尚蔵館
△ 入口
△ 館内は撮影禁止 入口のパンフレットの一部を掲載
△ 東京駅丸の内側
明治天皇が深く信愛する群臣の肖像写真を座右に備えようと、その蒐集を宮内卿に命じたこと
から始まり、徳大寺実則を通じ所管省に奏任官以上および准奏任官御用掛の
写真を蒐集する旨の通達が出され、この事業はわずか一年で完了したとか。
写真帖には、皇族15方をはじめ所管省の高等官4531人の姿がおさめられている
明治天皇の御下命で、このような高等官の肖像を集成した写真帖の作成は
写真草創期の大事業として、写真帖が現存する意義も非常に大きい
薩摩士族と政府軍の西南戦争で士族反乱の盟主に担がれた
西郷隆盛の肖像画がなかったのが、時の趨勢とはいえ寂しかったですね
追記
明治体制下で、官僚には厳然たる階級があり、大きく高等官・判任官に別れ
高等官は勅任官と奏任官があり、さらに勅任官には親任官と勅任官とに分かれる
という制度があり身分制度がしっかりとあった