困った時のアンちゃん頼み？

Ｍ記者です。

昨晩、会社でデスク業務をしているとうれしい電話がかかってきました。

「イソヤンです。いま博多におるんやけどさ、チョット待ってな」

「もしもし、岩口です。あれっきり電話がないやないか（笑）」

「あ？すいません。笹川賞でバタバタしてまして…」

みなさん、ご存じですよね。「あんちゃんのオレにまかせろ！笹川賞全72Ｒ完全予想‼」。ＳＧタイトルホルダーの岩口昭三さんがネットで笹川賞の全レースを予想しています。前日予想じゃありませんよ。いまジュウスポで話題沸騰中のスタート展示直後のホカホカ予想です。スポーツ新聞も予想屋さんも商売あがったりですね。

この企画は大学の先輩・イソヤンさんから依頼を受けて、私が岩口さんにお願いしたもの。「Ｍ君じゃなかったら断ってたよ」。デスクをしながら、うれし涙がこぼれました。

岩口さんとグッと距離が縮まったのが三国で初めてＳＧが開催された平成７年の第41回ＭＢ記念。岩口さんは人生初のＳＧドリームに選出され「一世一代の晴れ舞台」と気合が入っていました。スポニチでは「輝け！岩口昭三」というスポーツ紙初の15連載を企画。担当者がＳＧ初担当の私で、何日間にも渡り密着取材。西中準さんコーチのもと、岩口物語をさまざまな角度から書かせてもらいました（コピーがあるので読みたい方はどうぞ）。

連載の中で覚えている言葉があります。「他の選手が何を考えているかだいたいわかるよ。唯一、心が読めんのがゼンパクや」。そのシリーズ、優勝したのは中道善博。あれサインだったんですかね？大穴だったので、気づいた時は悔しかったです。ちなみにその節の予想（２連単）は半分ぐらい当たり、その年の全ＳＧで全国スポーツ紙№１の的中本数でした（パペポ調べ…もち自慢です）。そら、休日返上で前の節に乗り込んでエンジンをチェックをしたら当たりますわ。

現役当時はボヤキのアンちゃんといわれるぐらいエンジンがあまり出てくれなかった岩口さん。「ビデオもなぶれん（操作できん）のやからさ」と笑っていたのを覚えています。そのアンちゃんがネットで予想だなんて。最初、話を聞いた時はクスッとしましたよ。

イソヤンさんによれば、27日のアクセス人数は約９万人（１人が12Ｒアクセスしても１人。携帯マクールは含まず）。凄い数です。きのうは２連単で10Ｒ的中したとか。さすがの眼力ですね。準優も優勝戦も舟券作戦に迷ったら「困った時のアンちゃん頼み」ですよ～。いや、困らなくてもアクセスしてくださいね。

イソヤン先輩、こんなもんで良かったでしょうか？