9月の氏神様へのご挨拶は一人で行きました。
おついたちの掃除です。
母がいない分頑張らないと、おばさま二人の負担がめちゃくちゃ多くなりますから。
長袖シャツに長ズボンに虫刺されスプレーを全身にかけて、帽子にマスク姿でのお掃除、汗が吹き出ます。
階段には落ち葉がいっぱいです。
おついたちの氏神様お掃除が、なんか自分の中で習慣になってしまって、行かないと落ち着かないのです。
そして、その氏神様の掃除は、自分掃除みたいに気持ちが良いのです。
お掃除をさせていただける身体に感謝ですね。
元気じゃないと出来ませんから。
おついたち詣りに母の長年の友人が、必ず来ます。
そのおばちゃんは、今から15年くらい前に大病を患って、母と二人で、もし病が治ったら、おついたちは必ず神社にお礼のお詣りをしますと願掛けをしたのです。
病気になるまでは、何かあれば私にきたらえい!家族にきたらいかんで!!という強気の土佐弁でいう八金のおばちゃんでした。
母がそんな事言われんと何度も言ってたけど、ただ強気強気で生きている感じでした。
15年ほど前、そのおばちゃんの病気がわかった時、母の元に泣きながらお別れやって言いに来ました。母がそんな小さい身体でそんな事言ったらいかんと改めて言って、一緒に泣いてたのを思い出します。
そのおばちゃんが入院する前に、神様に手を合わしに行こうと母と二人で神社に行って願をかけたのです。
そして、全国的に有名な魔法の手を持つと云われるお医者様に手術をしていただけて奇跡的に治ったのです。
その大病をした時に、母が親身になってくれた事を忘れられないと私に言います。
お一日詣りは神様との約束というより、母との約束といい、それを忘れたら人間じゃないなんて言うので、可愛いおばちゃんだなぁと思います。
暑くても、寒くても、雨が降ろうと、台風だろうが何があっても、お一日詣りはあの時以来していると言います。
おばちゃん、可愛いねぇ、きっと神様もおばちゃんの事を可愛いなぁと思ってるよと話しました。
そのおばちゃんは、母の入院以降、毎日母に朝晩メールをしていると言います。私よりかなり密です。笑
入院して母が気弱になっていた時、泣きそうになって私にお守りを届けてくれました。
母が心配で心配で、一人では逝かさん、逝く時は一緒というから、まだまだどちらも先ですよと思いました。
母はというと、治療が順調に進み、私の想像通り良い感じで上手くいっていて、退院の目処もついたようです。
大丈夫、治る。
頑張り過ぎをやめなさいとの神様からの軌道修正だったと思います。
病気があまりにも似合わない母だから、病は消えてなくなるでしょう。
生きて、人と出逢い、多くの人のかけがえのない存在になれている母は素晴らしいなと思います。
人にどれだけ愛を与えたかですね。
蟹が増えてました。蟹って街の神社にもいるんですね。笑
此処に蟹がいることを知ってから、今まで気にならなかったのに、何故か気になりみてしまいました。笑