寿老人様の次は弁財天様をお祀りしている智禅寺へ。七福神の中で唯一の女神様である弁財天。女神様をお祀りしてあるだけあり、竜宮城を思わせるような鐘楼門。お寺の中に入っても近くで御本尊を見ることができ中も手入れが行き届いて美しかったです。
それから、福禄寿様がお祀りされてある長林寺へ向かいました。駐車場へ向かう道が狭くて、私の運転なら擦ってたかも。運転が上手な友達で良かった！
長林寺は小高い山にあるひっそりとしたお寺でした。
中に入ると、年配の女性の住職さんが福禄寿様の事を色々教えてくださいました。実はこのお寺が七福神巡りの中で私にとりとても心に残る大好きなお寺になりました。
福禄寿様の絵を描いてたから親しみを覚えていたというのは確かにあるけど、ここの女性住職さんのお話と、二度の火事を乗り越えて、なお維持して守らなければいけないというその住職さんの熱い想いに心を打たれてしまいました。
その女性住職さんが護摩を焚いて御祈祷をしていらっしゃる奥の部屋は1300年の歴史があり、この部屋には福禄寿様につかえる鶴亀様もいらっしゃり、そして龍神様や蛇神様、お大師様も顕現化していました。
私はただただ感動し、こちらにお詣りできて有難いと思いました。
火事がなければこのようなお堂を10くらいお詣りしなければ辿り着いてお詣り出来なかった11面観音様が今ではこちらの隅でお祀りされてあるのですと教えてくれました。
資金の事もあるのかもしれませんね。たった200円でその部屋まで入れるのですから。信じられない事です。女性が住職をしてお寺を一人で護っていく大変さも少しだけお話ししてくれました。
これほど物が溢れた時代。食べ物に困る人はあまりいなくなった時代に、物がなくて貧しかった昔の人が大切に守り続けてきたものを隅におかないといけないなんて心が痛くなりました。
それでも、その女性住職さんが、先代のお父様から引き継ぎ大切に守り続けているその部屋には、この私でもはっきりわかる沢山の神様がいらっしゃいました。写真撮影が禁止されているのもわかります。
急に決まった七福神巡り。こんな素晴らしいお寺があるなんて感動しました。福禄寿様お導きありがとうございました。
