丹生川上神社上社はダムの底から蘇った天空の社であります。
神社はダム建設によって湖底に沈むために1998年、現在の地に遷座させられました。
祭神が高龗神(たかおかみのかみ)といい、伊邪那岐神が迦具土神を斬り殺した際に生まれた神様で、京都の貴船神社の祭神でもあります。相殿神として大山祇神と大雷神が祀られています。
車で坂道を上がって行きます。
高龗神は、古くから祈雨・止雨の神とされています。
下社は青色の旗がたなびいていましたが、こちらは黄色の旗です。
明治初年までは高龗神社という小規模な祠で、その由緒も不詳であるが、大滝ダム建設に伴う境内の発掘調査により宮の平遺跡が発見され、本殿跡の真下から平安時代後半(11世紀末)以前に遡る自然石を敷き並べた祭壇跡が出土し、また付近からは、縄文時代中期末から後期初め(約4000年前)にかけての祭祀遺跡と見られる、立石を伴う環状配石遺構が出土したため、途中奈良・古墳時代にかけての断絶が認められるものの、当神社の祭祀空間としての機能は縄文時代にまで遡る可能性が出てきた。
Wikipediaより
神馬の像に護られた拝殿があります。
旧社の遥拝所なのでしょうか?
こちらからダムがみえます。
ダムを建設して本来の聖地である神社を沈めたなんて、そんなことして良かったのかなぁ?と思ったりします。
ダムを建設して本来の聖地である神社を沈めたなんて、そんなことして良かったのかなぁ?と思ったりします。
こちらに立って風を感じます。
拝殿です。
拝殿横の階段を上がると摂末社があります。
本殿がみえます。
左より愛宕神社、恵比寿社、水神社となります。
遷座の際に見つかった平安時代の祭祀場跡が復元されている祭祀遺構です。
お詣りを終え境内を眺めます。
掃除の行き届いた美しい神社です。
お詣りさせて頂き有難う御座います。