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お山にお宮がたちました

四国遍路 逆打ち 六日目

四国遍路逆打ち6日目は次に訪れる椿堂から15分くらいのホテルで宿泊しました。

別格14番 椿堂
別格13番 仙龍寺
65番 三角寺
別格12番 延命寺
64番 前神寺
63番 吉祥寺
62番 宝寿寺
高鴨神社
61番 香園寺
別格11番 生木地蔵
別格10番 西山興隆寺

椿堂のある愛媛県四国中央市は、時々仕事でも訪れており、高知から1時間少しのところに位置しています。
名前の通り四国の中央にあり、高知から近いので帰っても良かったのですが、早朝から動きたかったので、四国中央市に泊まることにしました。

大体、朝の8時から納経所が開くのですが、8時少し前には、別格14番椿堂に着いていました。
西洋人のカップルが既にお遍路をしていて
 『good morning❣️』
のご挨拶からです。朝から英語なんて😅


こちらには空海さんお手植えの椿があるとか。


そして、次の札所は、山の奥の更に奥にある別格13番仙龍寺。
こちら秘境地です。前回行った時は足場を組んでいたのですが今回は綺麗になっていました。




氣の素晴らしいところです。川のせせらぎの音に癒されます。




 
本当に空気が済んでいて、こういうところが大好きです。



この石碑が、心に響きます。

世の中の移り変わりは激しく、栄枯盛衰もまた休みなく繰り返されているが、変わらぬものは自然の営みで、春が来れば草木は美しく花を咲かせ秋には実る。
それはいつの世までも変わることはない。
それに引きかえ限りある人生は短く、しかも逝いて再び還ることは無い。
この絶対的真理をわきまえて、何を知り何を求め何をなすべきかを考えねばならない。

人間も輪廻転生を繰り返し、何に執着してもこの循環の流れを生きているにすぎない事を考えると、人のものを奪う必要も、何かに執着する必要も無いのかなと思います。
自然のなすがままに。。。

65番札所三角寺です。
三角寺は山の高いところにあり、駐車場からの景色は絶景です。
この急な階段を先ず上がります。


すると、素敵な絵の御接待がありました。
長年ボランティアで絵を描いてプレゼントしているようです。



今までに何千人もの絵を描いてプレゼンしていて、一度もお金はいただいておりませんと書いていました。

丁寧に描いてくれたから、少しお金を渡したいと思ったのですが、今まで一度も受け取ってないようで、絶対受け取らないようでした。
2分くらいで色紙に似顔絵を描いてくれ、プレゼントしてくれました。
本当にありがとうございました。良い記念になりました。



あとで調べると、お兄さんが10歳で亡くなって、供養のためにお遍路さんに絵を描いてプレゼントしているとか。
絵で喜んでもらいたい、その気持ちで描かれているようです。
どれだけの徳を積んでいるのだろう。。。
素晴らしいと心から思いました。



そして、別格12番延命寺。
千枚通しを知人に頼まれていたから買うことにしました。

納経所で
『千枚通しを4つください。。』
と住職さんに言うと、驚かれて、
『誰にあげるがぞね?その人は信じる人かね?』
ときかれました。

それから、実際に千枚通しで病が良くなった方のお話を何例か聞かせて頂きました。
皆んな、とても信仰心があった方のようです。
ステージ4の癌が消えたとか、動かなくなった足が動くようになったとか。etc。。。

決して奇跡を信じて買うわけではないのです。
でも、その話が凄くて、追加で2個頼んで、病の人にあげたいと合計6個購入しました。

『信じる人は救われるだからね、薬じゃないから飲み方に決まりはないから。』
と住職さんはいいます。


かつて病で、治るも治らないも自分の範疇にないと思った時、神に委ねようと思いました。
目の前にあらわれた、治療してくれる方に心から感謝して、いかなる結果も全て引き受けると決めました。
そして、色々やってみて、病が消えていった過去があります。
その時、目には見えない絶対的偉大なものが存在すると確信しました。

この千枚通しが、神仏への感謝の気持ちを呼び起こすきっかけになれば良いなと思います。
奇跡は千枚通しが起こすのではなく、自らの心がおこすと思います。

『信じる者は救われる』

病が治ることだけが救われるではないと思うのですが、気をあげ、波動をあげ、内面を浄化し、少しでも身心が良い方向に向かえば、それは幸せなことですよね。

64番前神寺。
こちらは石鎚神社のすぐそばにあります。
石鎚山は素晴らしい霊山。また登りたいな。

63番吉祥寺。
吉祥寺は毘沙門天が祀られていて、珍しい札所です。
毘沙門天の奥様が吉祥天女様のようですね。だから名前が吉祥寺なのかな。。

62番宝寿寺。
風鈴🎐の音色が心地良いです。



そして、61番札所の香園寺に行こうとナビに入れると、何故か裏にある高鴨神社の駐車場に案内されました。
香園寺が大きな建物なので、裏に神社があるなんて気付きませんでした。
鳥居から上をみると光ってみえて、こちらの高鴨神社に、先ずお詣りすることに。。。


ずっと、お遍路の際、鴉🐦‍⬛に案内されている気がしていました。
目的地前に颯爽と現れる鴉。

高鴨神社は奈良でもお詣りしました。
御祭神はアジスキタカヒコネ神。
八咫烏ともいわれており、土佐神社の御祭神でもあります。
そして、こちらの神紋も八咫烏。


とても気の素晴らしい神社でした。
この神社の神様を祀るために、お寺がこの地にあるのだと思いました。


61番香園寺。
入り口にはこんな木があります。まるで神々が寄り添っているかのような御神木です。




別格11番生木地蔵。
こちらは耳の神様のお札があり、主人が買っていました。


別格10番西山興隆寺です。


4時を過ぎての到着です。
この日の札所は比較的に近い箇所にあって、移動時間が少なかったので沢山お詣り出来ました。


本堂です。
階段をかなり上がらないといけなかったので、さすがにクタクタになりました。


大師堂です。

早朝出発だったので沢山まわることが出来ました。
素敵なお接待や気付きに感謝です。

108札所巡りの道のりはまだまだですが、楽しみながら、感謝の参拝を続けます。




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