おおたかの森と流山カナル物語

流山に住む主婦&薬剤師lalaの気紛れな日記
実は「福の神」らしいので、ゆったりまったり、周りを幸せにしていきます

理解することによって見えてきたこと

2015-04-15 11:19:35 | 日本人が知っておくべきこと

色々勉強したり、情報を集めることによって
「何故だろう?」と思ってたことが
「なるほどねぇ」と理解できることがあります

それはこの記事

流山で甲状腺検査 「甲状腺微小癌について」

ここに出てくる、元北海道がんセンター名誉院長ですが
福島原発事故が起きた直後は放射線の知識を持つ、
一般的な医師と同じ考えで、福島原発事故後の放射線量について
大騒ぎする必要はないと話しをしているのですが
何故か、半年後には全く意見を変えて
「数100ベクレルでも危険だ」と
危険を煽るような発言に変わっています

こちらは大きな心配は要らないというお話
北海道がんセンター 放射線治療科 院長 西尾 正道先生より放射能に関するメッセージ
です。


こちらは危険だというお話
内部被ばくの影響は10年後、必ずでてくる!西尾正道北海道がんセンター院長/放射線治療の第一人者

で私は「え?え?え?なんで、なんで、なんで???」と思ったわけです

だって、そうでしょう
放射線の影響とか科学というのは、広島や長崎に原爆が投下されてから
その後、ズ~ッと研究が続けられていて
またレントゲン検査や放射線治療による様々なデータも
何十年もの間、日本や世界で蓄積されていて
その結果、「このくらいの放射線量なら大丈夫」という数値が出て
安全性が確立されてきているわけですよ

それなのに、癌の治療で放射線を使用してきたがんセンターの医師である人が
何故、そんなにあっけなく科学的な理論を覆したのか?
と、私としては思いっきりクエスチョンだったわけです

でも、この流山で甲状腺検査をした病院が、
ある反日系の政党の病院だと教えたもらって
「なるほど、この人は反原発とか、反日本という思想が根底にある人なんだ」
とわかって、ようやく納得できたんですよね

反原発=反日本 という構図


ん~、しかし自分の思想を追求するために
今までの科学を簡単に否定するなんて、なんだかなぁ
と思う私です


こんな風に、自分の思想に沿って放射線への不安を煽っているとするなら
いくら、科学や理論で、現在の福島の安全性を説いたとしても
鼻から理解するつもりの無い人たちには、何を言っても無駄ですよね

あ~、だからどんなに病気のメカニズムや放射線の影響を
図や数値で示しながら話しても、理解しないわけだ
ホント、そういう人には、むなしさと同時に、怒りを覚えますね

だからわずかな数値で大騒ぎするんだなぁ
と、ようやく理解した私です


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時間と共に様々な記事が削除されてしまうため
以下にコピーを載せますね



●(2011年福島原発事故直後のお話)
北海道がんセンター 放射線治療科 院長 西尾 正道先生より
放射能に関するメッセージです。

なぜ、WHO の基準値より、突然、東京都の基準値が上がったといわれて いるのか。
あげてはいけないものなのか(そもそもWHO の基準の定めるところと は)
WHO の基準も定かではありません。
世界中の各地域で測定し、世界中の自然環境の平均的な値を
一つの目安として決められたものだと思います。
またこうした 値は非常に安全な(通常は10倍~100倍))幅のある値を採用しています。
臨床症状としては 500~1000mSv の急性被ばくが無ければ臨床症状は呈しませんが、
一般公衆の年間被ばく限度は1mSv に設定されており、
500倍~1000倍の安全幅を設けて設定されています。
職業被ばくでも50mSv です。

また奇形児が生まれる可能性がある最低値は100mSv とされています。
妊娠を知らずに放 射線の検査を受けて10mSv を浴びても
奇形児が生まれることはありません。
しかし無知な医師は奇形児を心配して堕胎させたというエピソードもあります。
これほど医者も放射線の健康被害についてはよく理解していないようです。
妊婦がタバコを吸ったり、風疹に罹ったりすることのほうが
よほど奇形児のリスクは 高いのです。
限度値や規制値に関しては、ごく安全なレベルで設定されており、
倍になったからと言ってあわてる必要はないのです。
現に今回の原発のトラブルに際して、作業員の法的線量限度100mSv を
政府は250mSv まで上げました。
その場のご都合主義で設定されているものなのです

なぜ、乳幼児が摂取してはいけないのか。
この程度の放射線は全く問題ありません。
野菜類の出荷停止も含め、過剰反応も度を越しています。
日常でも100Bq/Kg の水でも倍の量を飲めば放射線量は2倍の乳児もいます。
過剰な反応です。
また日本は海藻類の摂取が多く世界的には最もヨードを摂取している国です。
そもそも、人体そのものが 5千~7千ベクレルの放射性物質を持っています。
元素の一崩壊が1ベクレルですから、数字が大きくなり吃驚しますが、
数字の桁に騙されないことです。

何歳まで摂取はひかえたほうがいいのか。
控える必要はありません。
何年も長期的に摂取することは感覚的にはお勧めできませんが、
数か月程度の期間の摂取で問題となることはありません。
またヨード (I-131)は半減期が8日であり、8日後には半分、
16日後は1/4、24日後には1/8、となりますので、
2~3カ月後には消失します。
毎日摂取しても消失する量も考えると問題とはなりません。

母乳を飲ませている場合、お母さんも飲まないほうがいいのか。
母が飲んだ水にヨードが含まれていても、半分程度は母の甲状腺に取り込まれます。
残りの分も全身に希釈されて分布しますが、それも排泄されたり、
時間によ り減弱しますので、
母乳に出る放射性ヨードは極めて少ないと考えられます。

なぜ、一般的な大人は大丈夫なのか。
大人は代謝が下がっていますし、成長期の子供ほどには程に
甲状腺ホルモンの生成のためにヨード摂取は少なくて済みます。
また心配ならば、ヨードを多く含む食生活をしていればよいことになります。

なぜ、水道水に混ざっているといけないのか。
単なるヨードは多く含んでいても問題はありませんが、
今回は放射性ヨードだからです。
通常でも放射性ヨードを微量に含んでおり、その規制値が100Bq/Kg という事です。
それ以上だからと言ってバカ騒ぎしているだけです。
また飲料水の中には微量なヒ素や農薬なども含まれていますが、
こうした物質に関しても同様な考え方です。
H2O だけの水は全く美味しくありません。
微量なミネラルが含んでいるから美味しいのです。

水道水や食品に確認された場合、一度、入り込んでしまった放射性物質は
二度と取り除けないということなのか。
水に混じっていますので、困難ですが、
超微細なフィルターなどで減量できる可能性はありますが、
一般的な方法ではありません。
また加熱したりしても気化しません。しかし水を放置すれば、放射線は減弱し、
8日間保存すれば放射線は半減することになります。
心配な人は放射能を含んだ水をこうした形で長期保存後に利用するのも良いのですが
水道水にも雑菌の混入も考えられますので長期保存はお勧めできません。

水道水として生の飲み水にした場合と料理用水として使用した場合では
異 なる値が出るものなのか。
基本的には変わりません。
むしろ他の食品に含まれている放射性物質からの放射線も
加算される可能性がありますので、測定したら値は高くなる可能性は否定できません。

2011 年3 月23 日時点で、乳児による水道水に摂取を控える地域は
東京都23 区、武蔵野市、三鷹氏、町田市、多摩市、稲城市、となっているが
(採水場所の問題かと。金町浄水場=ヨウ素131 が210、
朝露浄水場=不検出、小作浄水場=32)

その判定基準はどうなっているのか。
知りません。適当に心配して測定したらその結果だったという事だと思います。

どんな文献を確認すれば、正確な情報を得られるのか
(私は放医研のHP は詳しいとは思いましたが…)
そもそもこうした極微量な放射性物質の影響に関する研究や論文はほとんどありません。
どこを調べても信用できる資料はないと思います。
私は放射線を使ってがん治療に従事する臨床医ですので、
全く興味ありませんし、調べるつもりもありません。
むしろ微量の放射線は免疫系を賦活して健康に良いという研究は沢山あります。
放射線ホルミシスという概念です

低線量の放射線の影響に関しては、不明なことが多く、データが無いために
とりあえず採用されている「しきい値なしの直線仮説」は
私は当てはまらないと考えています。
ラジウム温泉に入ったり、その温泉水を飲んだりしていますが、
ラジウム温泉の水は1リツトル中の放射能は10万ベクレルです。
なお、セシウム(Cs-137)は半減期は30年ですが、
実際には3カ月程度で人体から代謝され排泄されます。

今回の馬鹿騒ぎには日本人の科学的思考の欠如と、
「赤信号」みんなで渡れば怖くない、的な付和雷同でしか対応できない
愚かさを残念に思っています。

以上

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