おおたかの森と流山カナル物語

流山に住む主婦&薬剤師lalaの気紛れな日記
実は「福の神」らしいので、ゆったりまったり、周りを幸せにしていきます

灯油騒動

2011-03-20 15:00:38 | 私のこと
ガソリン同様、灯油がなかなか手に入らず困っている毎日ですね

ウチの住宅地には、3-4軒の灯油販売業者が
タンク車で売りに来ているのですが
震災後は嘘のように誰も販売に来なくなり
お陰で毎日のように空の灯油缶を玄関先に出し
いつ、どんな業者が来てもいいようにしていますし
車で出かける時は必ず空の灯油ポリ缶を積んで
灯油を売ってるガソリンスタンドを見つけたら
いつでも買えるようにしている私です

それでも運良く買えることがあり
先週は職場に忘れ物を取りに行った帰り
通り過ぎたガソリンスタンドに赤い灯油のポリ缶を持った人が
何人か走りこんでいるのを見つけ、慌ててUターンして私も駆け込んだら
運良く買えることになったのですが
ガソリンが売り切れのため、ガソリンスタンド自体は閉まっていて
レジが開かないため、丁度の金額じゃないと売れないとのこと

ところが、一缶1530円と言われてお財布を見たら
1万円札しかなく、小銭も330円しかありません
「え~、どうしよう」と思っていたら
なんと私の前に並んでいた人が、うちのご近所さん
自宅から凄く離れたガソリンスタンドなのに、なんという奇跡
地獄に仏とはこのことか、と思いながら
1200円貸してもらって、無事一缶買うことが出来たのです

さてそれから1週間経ち、またまた灯油が減ってきて
不安になっていたところ
今朝、灯油販売の音楽が聞こえるではありませんか!

慌てて玄関から外に出たら、いつも平日に来る灯油屋さん
ご親切にも我が家の前で待っていてくれました

「わぁ~、良かった!待ってたのよォ~!!!
灯油が買えなくて困ってたんだ」と言ったら
「困ってると思ってなんとか来たんだよ。
いつも買ってくれる人には持って来なくちゃいけないと思って」
なんて言ってくれて、大感激

なんでも灯油が手に入らなくて、いつも来る曜日に来れず
今日は半分だけ積めたので、日曜だけど来てくれたそうです

なんて優しい人なんだ、と思い、入れてもらっていたら
灯油のトラックを見つけて、お向かいさんやご近所から
空の灯油缶を持った人がたくさん集まって来てしまいました

ところが灯油屋さん
ウチには、姉の分も入れて三缶も売ってくれたのに
「今日は半分しか入ってないから、いつも買ってくれる人優先
一缶しかダメだし、ここへ持ってきた人にしか売らないよ」
なんて言うもんだから、なんか私の居心地が悪いことと言ったら…ない

でもみんな買いたいから、空の灯油缶持ってきて
重い思いして自宅へ持って行って行きました

値段は18ℓで1890円。高い…

だから他の人たちはしっかりおつりをもらってたけど
私はなんだか申し訳なくて、三缶分6000円払って
「おつりはいいから持ってって」と言ったら
そのオジサン、すごく喜んでくれました
で、さて、と帰ろうとしたら・・・

「待ってェ~」と遠くから呼ぶ声

なんと、先週のガソリンスタンドで1200円を貸してくれたご近所さんが
はるか彼方の灯油のトラックを見つけ、走ってくるではありませんか
でもオジサンは冷たくて、待たずに走り去ってしまったのです

なんか、後味が悪くて凹んじゃった私

で、姉の所に灯油を持って行ってから
そのご近所さんにウチの灯油を分けてあげようと思い
ピンポーン、と訪ねて行ったら
なんでもその後、バイクで追いかけて、一缶売ってもらったそうです

良かった
と、ようやくホッとした私なのです

それにしても、なんだか後味の悪い出来事で嫌だなぁと思いました

でも灯油屋さんのおじさんの気持ちは嬉しくて
充分入手できない中で、ようやく手に入れた僅かな灯油を
いつもひいきにしてくれる人だけにでも売ってあげようと
わざわざ来てくれて、ホントホント感謝なのですが
じぶんだけひいきにされて良かったのかなぁ、と言う感じでした

うちの住宅街には色んな灯油屋さんが来て
曜日とか時間でどの業者が来るかが決まっているのですが
感じがいいお兄さんとか、愛想の悪いおじさんとか
身なりのいい人もいれば、そうでもない人もいる、と言う感じで
それぞれ個性があるため、みなさん好みの灯油屋さんを決めていて
まあ、だいたいが感じのいい、若いお兄さんに人気が集まっているのですが

また若い人や経済的にしっかりしている人は
値段の安いホームセンターの灯油を買いに行っていますよね

でも私はいい加減で、丼勘定だし
それにいくらホームセンターが安いと言っても
往復10kmもかかる所に行くなら
リッター8kmしか走らない私の車では
それだけで150円とか200円のガソリン代がかかかっちゃうわけだから
まあちょっとの誤差だよね、と思っているし

とにかく私はしょっちゅうお出かけするので
何曜日にどの業者が来るか、何て頭に入っていないから
とりあえず灯油販売の音楽が聞こえたら、誰かれ構わず買う
というスタンス

それが結構感じの悪いおじさんだったり
身なりの良くないお兄さんだったりするのですが
灯油の中身に変わりはないので
いつも笑顔で買うようにはしていました

考えるに今回のオジサンは4-5回しか買ったことがないはずなんだけど
いつも私が音楽の後に慌てて飛び出すのを知ってくれて
最近は我が家の前で待っていてくれてたので
「あらぁ、ご親切にありがとう」なんて言ってたんですよね

まあ、とにかく無事姉の分も灯油が買えたのでホッとしました
はぁ、一日も早くこんなことから解放されたいですね

それと同時に、
やっぱり個人の業者は大切にしなくちゃ、って思いました
最後の最後に助けてくれるのは、人と人との繋がりなんですかね

そんなこんなの、灯油騒動でした
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